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IFA 2016レポート第24回

Xperiaは次世代コミュニケーションを担う製品の総称へ

Xperiaはスマホだけじゃない! Earの日本語版などを実機レポート

2016年09月06日 16時00分更新

文● ゆうこば

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 IFA 2016にて、フラグシップ機「Xperia XZ」と小型機「Xperia X Compact」を発表したソニーモバイル。しかし、Xperiaと言えば、いまやスマホのことだけではありません。

スマートフォンからスマートプロダクト専任となった伊藤博史氏

 「新しいコミュニケーションを喚起する」(同社 スマートプロダクト部門副部門長 伊藤博史氏)ことを目的に、コンセプトが発表され、開発が続けられている同社の「スマートプロダクト」も、また「Xperia」の名前を冠しています

 IFA 2016では、「Xperia Ear」「Xperia Projector」「Xperia Agent」の3製品の新たな展開が発表されました。その内容を、製品の動作の様子を交えてレポートします。

耳に着ける個人秘書「Xperia Ear」

「Xperia Ear」

 3製品のうち、唯一発売スケジュールが発表されたのが小型ヘッドセット「Xperia Ear」。11月にヨーロッパで発売、価格は199ユーロ(約2万4000円)。耳にはめておくだけで、ハンズフリー通話や音楽再生はもちろん、音声によるアシスタント機能を利用できます。

内側には近接センサーが搭載されており、耳に装着した途端に、アシスタント機能が開始されるフィット感はEarの重要な要素のひとつ。数種類のイヤーピースが付属する

 Earは、ユーザーの音声コマンドに応じて、自らも音声で返答。電話帳に登録されている人に対する通話の発着信や、メッセージの確認・返信(SMS、LINE、WhatsApp)、通知の受け取り、ニュースの読み上げ、目的地までのルート案内、トピック検索が可能です。

 音声コマンドおよび読み上げは、日本語を含む7ヵ国語に対応。Ear自体は、3月に開催された「MWC 2016」でコンセプトとして発表され、「今夏発売」となっていましたが、本製品の肝となる音声認識、文章解析などのブラッシュアップに時間がかかり、スケジュールが遅れたとのこと。

Xperia Earでできることの概要

 会場には英語とドイツ語で試せる実機が用意されていましたが、今回は特別に日本語で使用することができました。会場内はBGMや通行人の声がノイズとなり、音声認識という面で非常に厳しい環境でしたが、少々声を張り上げれば利用可能でした(逆に、日常的な環境下においては、大声でなくても利用できます)。

接続先のスマホにはXperia Ear用のコンパニオンアプリが必要「スタートアップメッセージ」とは、Ear装着直後にアシスタントが案内してくれる内容のこと
「バッテリー残量は?」と聴くとスマホとEarの残量をそれぞれ教えてくれたニュースは見出しのみ教えてくれ、詳細はスマホで確認できる

 また、音声による操作のほかにも、Earに内蔵されたジャイロセンサーにより、首の縦振り横振りを検知。

 たとえば、「小林さんに電話をかけますか?」とEarに聴かれた場合、縦振りなら「イエス」となり発話。逆に、横振りなら「ノー」と認識され、操作はキャンセルされます。電車内など、人がたくさんいて音声操作ができないときにEarから話しかけられても大丈夫なわけです。

「ヘッドジェスチャー」をオンにすれば、首ふりでの操作も可能に。ちなみに、アプリ上部のキツツキのイラストは、実際にEarをつけて首を振ると木を突きはじめるデフォルトではEarのボタン押下後に「お話ください」とアナウンスされ、そのあと話しかけることになるが、対話モードを「スピード優先」にすると即座に音声を認識する

 連続利用時間は約4時間。また、付属のケースは充電台とモバイルバッテリーをかねています。約1時間、ケースの中に入れておくことでフル充電可能。モバイルバッテリーとしては、Earを約4回ぶん充電できとのこと。

Earのケースは充電台兼モバイルバッテリー。充電中はスマホとの接続は切断される。ケースの充電には背面のmicroUSB端子を使う

 Earは、「常に装着しておくデバイス」というよりは、仕事中や移動中など、何かをしているときに着けるもの。適切なタイミングで、最新の情報を受け取れる・送れるということが、Earの大きな魅力のようでした。

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