このページの本文へ

IFA 2016レポート 第28回

ゆうこばがフォッシルの最新スマートウォッチ「Qマーシャル」をドイツでゲット

2016年09月08日 13時00分更新

文● 中山智 編集●ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 今回のIFA 2016で見かけた製品で気になったのが、ウェアラブル向けのクアルコム製CPU「Snapdragon Wear 2100」を搭載したスマートウォッチ。IFA会場ではフォッシルグループのFossilブランドから「Fossil Q」シリーズの「Qワンダー」と「Qマーシャル」が、ASUSからは「ZenWatch 3」が発表されています。

クアルコムの発表会でも搭載がアナウンスされたFossilの新Qシリーズ

Snapdragon Wear 2100を採用し、フェイスも丸型に変更となった「ZenWatch 3」

 このうち「ZenWatch 3」は今秋発売予定でまだ市場には出ていません。一方、フォッシルのQシリーズは、発表直後にワールドワイドで販売を開始。日本でも9月4日から国内直営店や直販サイトから購入可能です。

日本の直販サイトでも販売を開始している

 この発売情報を聞いたIFA 2016取材中の編集部ゆうこばは「欲しい欲しい!」と騒ぎはじめます。時計ブランドがつくるオシャレなデザインに惚れたのはもちろん、どうやら海外モデルも日本モデルも基本的には同じで背面には技適マークも刻印されており、日本で問題なく利用できるのというのが購入欲をかき立てた理由のようです。

IFA 2016会場で展示されていた最新のQシリーズ

背面には技適マークの刻印もあり

 さらに最近の為替傾向もあり、海外で購入するほうがやや割安でした。ドイツでの価格は299ユーロで約3万4100円。日本での販売価格は3万9960円から4万2120円なので、両替やカードの手数料を考えてもざっくり3000円ほど安く買える計算です。さらに海外旅行中の買い物ということで免税手続きも可能。さらにオトクな購入が期待できるわけです。

ベルリン市内にあるフォッシルショップ

 そこでIFA会場での取材もそこそこに、ベルリン市内のフォッシルショップに行ってみます。ところが店内には前モデルのQシリーズは置いてあるものの、最新モデルは置いてありません。

 在庫を聞いてみるとやはりないとのこと。ところがベルリンで開催中のファッションイベント「Bread and Butter 2016」にもフォッシルはブースを出展しており、即売会をしているとの情報を店員から聞き出します。

「Bread and Butter 2016」の会場。ファッション系のイベントということで、デジタル系のIFAとは違った華やかさがある

 さっそく「Bread and Butter 2016」の会場へと移動。ふだんはCPUのクロック数やLTEのバンド数などにしか興味のないIT系編集者とライターが、気後れしつつもおしゃれ感満載な会場内を突き進むとフォッシルブースを発見。

ブースには時計のほかにもカバンなどFossilブランド製品を展示

最新モデルの展示コーナー

 ブースには最新モデルの「Qワンダー」と「Qマーシャル」が展示してあり、ショップでの説明のとおり購入できるとのこと。さらに付属のベルトのほか展示してあるベルトを1本追加でプレゼントしてくれるのに加え、レザーベルトならアルファベット3文字までのオリジナル刻印もしてくれるとのこと。

追加のベルトを組み合わせてデザインをチェック

ベルトへの刻印を見守るゆうこば。「4文字ならアスキーって入れられたのに!」と言っていたが、アスキーの英語スペルは5文字。まずは君が落ちつけ

支払いはドコモのXperiaでiD/NFCを使用。海外でもおサイフケータイで払えるのは便利

持ち帰り用のエコバックももらえて満足のゆうこば

 というわけで、最新モデルの「Qマーシャル」を無事に購入。購入時に免税手続き用の書類をお願いしたところ即売会場では発行できないと言われてしまいましたが、フォッシルショップにレシートを持ってくれば、そこで発行してくれるとのこと。翌日フォッシルショップに行ってみると即売会場にいたスタッフが店内におり、こちらのことを覚えていてくれたのですんなりと必要な手続きを済ませられました。

フォッシルショップで免税用の書類をゲット

 あとは帰国時に空港で免税手続きをするだけ。ゆうこばはベルリンからフランクフルト経由で帰国するので、搭乗するベルリンのテーゲル空港で免税手続きをします。

 免税手続きの手順は国や空港によって違うので、あらかじめチェックしておきましょう。テーゲル空港の場合は、航空会社にチェックインする前に免税手続きのカウンターに行きます。カウンターではパスポートとショップで発行してもらった書類、それと旅程の記入されたEチケットを提出。

テーゲル空港の免税手続きカウンター

 書類などに不備がなければ、次に返金手続きとなります。クレジットカードへの返金というのが一般的です。また返金手数料などもあるので、税額がすべて戻ってくるわけではありません。今回のケースでは、税額は47ユーロに対して返金額は31ユーロでした。

返金手続き完了のレシート。31ユーロの返金となった

 トータルでみると、日本で購入するよりも6000円ほどオトクに入手できた計算。海外旅行のお土産にフォッシルのスマートウォッチはありですね。ゆうこばも満足そうな顔で搭乗口へと消えていきました。

 ちなみに筆者は今回のQシリーズは見送り。Qシリーズも欲しかったのですが、同じく発表された「SKAGEN(スカーゲン)」の最新ハイブリッドウォッチのほうが気になっているのです。

アナログ時計にスマホ連携機能が備わったスカーゲンのハイブリッドウォッチ

 IFA会場での説明によると、スカーゲンのハイブリッドウォッチの発売は9月末とのこと。実はIFAのあとも欧州での取材が続くため、9月末までドイツに滞在予定なのです。帰国までのあいだ、こまめにフォッシルショップをチェックしてスカーゲンの購入を狙う予定です!

Qワンダー、Qマーシャルの主なスペック
プラットフォーム Android Wear
対応OS Android 4.3以降/iOS 8.2以降(iPhone 5以降)
サイズ ケース径45mm/ケース厚13.5mm(Qマーシャル ケース厚14mm)/ストラップ幅22mm
ディスプレー タッチパネル
CPU Snapdragon Wear 2100
ストレージ 4GB
センサー 加速度センサー/ジャイロセンサー
通信 Bluetooth 4.1/IEEE 802.11 b/g/n
バッテリー 360mAh/最長24時間
防水 ○(IP67)
そのほか 活動量計測/スマホ通知/音楽アプリの操作/文字盤デザインの変更/バイブレーション機能/マイク/スピーカー

■関連サイト

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン