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COMPUTEX TAIPEI 2016レポート 第5回

映画に出てきそうな高性能家庭用ロボ現る!

ASUSがCOPUTEX前日に6万円台と格安ロボットやVRヘッドセットを発表!

2016年05月31日 04時23分更新

文● ジサトラハッチ

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ASUS製ロボット「Zenbo」

 台湾、台北で6月1日より行われる世界最大のITトレードショウ「COMPUTEX2016」に先駆け、5月31日にASUSがプライベートショウ「Zenvolution」を開催。格安&SIMフリーで人気のZenfoneの新型など、期待された新製品の最後に満を持して登場したのが、同社のロボット「Zenbo」だ。

褒めるとデレる?

後ろ姿も愛くるしい

家族の一員となる便利ロボットの実力とは?

 Zenboは子供の遊び相手だったり、手を触れずに手助けしてくれるヘルパーになったりと、いろんなシーンで活躍するという。たとえば、料理をする際に料理名を伝えると、その作り方を教えてくれたり、あらたかじめ登録しているスケジュールを伝えたりをしてくれる。

ある一家を描いたデモ動画では祖父に薬の時間を伝えていた。また、そのままシームレスにオススメの製品を提案

祖父が外出先でサッカーをしている孫の携帯を呼び出し、Zenbo越しに購入してくれるように頼んでいた

 そのほか、音楽を流したり、テレビを消したり、写真を撮ったりといったことを、言葉で伝えるだけで行なえる。まるで家族の一員のように溶け込むというようなメッセージが、デモから伝わった。

自宅にひとりでいる人が倒れた際、腕に付けたウェアラブル端末のようなもので情報を受信し、家族に伝えるといったことも可能。遠方にひとりで済む家族がいる人などは安心だろう

音楽を鳴らして、子供と一緒に踊ってくれることも

 発表会では機能面にフォーカスするばかりで、Zenboがどのようなハードウェアなのかは語られなかった。しかし、デモを見る限り、Zenbo自身の顔に当たる部分が、話かけた人の方を向き、場合によっては近づき、受け答えを行なっていたので、少なくとも内蔵カメラで顔認識が可能で、なんらかのAIを搭載しているものと思われる。

Zenboに話しかけると、相手の目を見て応答する

Zenboの内蔵カメラを使って写真を撮影

 自走型のAI搭載ロボット聞くと、とても高価な印象を持つが、Zenboの価格は599ドル(約6万6700円)と低価格なノートPC並みと手軽な値段。連動できる機器やそのほかの詳細な機能が気になるが、見守りやメンタルケアなどで、今後活躍する機会が増えそうだ。

Zenboの価格は599ドル。高いと見るか安いと見るか、人によって意見が分かれそうだ

デザイン性が光るスマホ用VRヘッドセット

 会場には同社が販売するスマートフォン「Zenfone」用のVRヘッドセットも展示されていた。ヘッドバンドは同社のウェアラブル端末「ZenWatch」のような革製を採用した、デザイン性の高い製品となっている。

ガラスケース越しに展示されていたので触れなかったが、見た感じ手触りの良さそうな革製バンドを採用。額を当てる面も柔らかいクッションを備え、レンズも数千円で売られている製品などよりも、しっかりとした品質のようだった

 会場スタッフに聞いたところ、発売時期や価格はわからないとのこと。タッチパッドは備えていないと言うが、左側面のボリュームコントロールの横にタッチパッドを備えているようなスペースが見受けられるので、製品版では搭載される可能性もある。今後の情報に期待したい。

本体左下部には、回転を示すアイコンのボタンと、開けてマイクロUSBを挿せるようなフタのようなモノを確認。上部にはダイヤルがあり、おそらくこれは視差調整用と思われる

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