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連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」

IT市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 5月23日~5月29日分

中堅中小企業のIT投資、3~5年後「AI格差」がやって来る、ほか

2016年05月31日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 本連載「ざっくり知っておきたいIT業界データ」では、調査会社などが先週1週間に発表したIT市場予測やユーザー動向などのデータを、それぞれ3行にまとめてざっくりお伝えしています。

■[市場]国内中堅中小企業、2016年のIT投資は「横ばい」(5/25、IDC Japan)
・経済動向の不透明感からIT投資は抑制傾向、2016年は市場規模3.74兆円(前年比±0.0%)
・小規模企業(100名未満)以外は、2016年小幅プラス成長
・2017年以降は東京オリ/パラを控え、各産業分野でプラス成長を予測

 従業員1000名未満規模の企業が対象の2016~2020年予測。先々週お伝えした国内IT市場全体の動向と同様の動き。Windows 7のサポート切れ、前年までの積極的なIT投資もあり、2020年はマイナス成長と予測。

国内中堅中小企業IT市場 前年比成長率予測(2015~2020年)

■[市場]2016年第1四半期の国内PC市場出荷実績値(5/23、IDC Japan)
・同四半期のクライアントPC出荷台数は294万台、前年同期比-8.1%
・2014年第3四半期以降、大きなマイナス幅が続いていたが1ケタまで戻す
・ベンダー別出荷台数成長率ではHPとデルがプラス、NECレノボと富士通、東芝がマイナス

 PC出荷台数、ビジネス市場が-5.9%、家庭市場が-11.4%と“PC離れ”が続く。またマイナス幅が1ケタと落ち着いてきたとはいえ、前年同期(2015年第1四半期)には-41.5%と大きな減少幅だったことには注意が必要。

2016年第1四半期 国内クライアントPC出荷台数(実績値)トップ5ベンダーシェア

■[将来予測]3~5年先の企業におけるICT活用の未来像(5/23、日本ユニシス)
・「すべてのビジネスでAI活用」「IT駆動型ビジネスの拡大」など5項目
・AIシステムを活用できる/できない企業で「AI格差」が拡大し始めると予測
・「スマート・マシン」による産業と社会の長期的な変革の始まりも予測

 日本ユニシスが2009年から毎年策定している「Technology Foresight」。目新しいものはないが、過去の予測と見比べると、ITによるビジネス/産業変革の姿やそこで活用されるテクノロジーなどがより具体的に描かれており、大きな変化の時代が始まっていることを確認できる。

2009~2016年の「Technology Foresight」の変遷(出典:日本ユニシス)

■[生活]子どものスマホにセキュリティ不安を感じる保護者は7割以上(5/26、トレンドマイクロ)
・保護者の不安「不正アプリ/ウイルス」「詐欺サイト」「見知らぬ人との連絡」などが上位
・しかし「利用場所」や「アプリ/サービス」を制限している保護者は4割以下
・「保護者がネットセキュリティを学ぶ必要性がある」は約9割

 スマホを持つ小学校高学年/中学生/高校生の保護者を対象とした調査。保護者よりも子ども自身のほうが“スマホ事情”“ネット事情”に詳しいケースも多い。

「このようなスマホ向けの脅威があることを知っていますか?」(出典:トレンドマイクロ)

■[セキュリティ]2016年第1四半期のインターネット定点観測レポート(5/26、JPCERT/CC)
・観測された不審なパケットの宛先ポート、1位は「Telnet(23/TCP)」
・Telnetポートへの送信元の多くは、マルウェアに感染したルーターやWebカメラ
・送信元国トップ5は中国、米国、韓国、台湾、ロシア

 JPCERT/CCがインターネット上に分散配置しているセンサーで、不特定多数に向けて発信されるパケットを観測したデータ。宛先ポート2位の「53413/UDP」は、特定の中国メーカー(Netcore/Netis)製ルーターが開放しているポート。ここへの送信元もマルウェア感染したボットだという。

2016年1~3月の送信元地域別トップ5、観測パケット数の推移(出典:JPCERT/CC)

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