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魅惑のXperia周辺機器 第2回

ネックレスのようなヘッドセット「SBH80」:Xperia周辺機器

2016年05月21日 09時00分更新

文● 君国泰将 編集●南田ゴウ

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 スマホユーザーなら持っていると便利なBluetoothヘッドセット。その中でも、ユニークなプロダクトが多いのがソニーモバイルコミュニケーションズのXperiaアクセサリー。

 今回は、国内より先行していた海外モデルを買ってしまったたほど魅力的なウェアラブルBluetoothヘッドセット「SBH80」をご紹介します。

 「SBH80」は見た目がネックレスのようににょろにょろと長い形なのが特徴的で、そのまま首からかけて使う、いわゆる一体型のワイヤレスヘッドセットです。

 ヘッドフォン部分は口径5.8mmダイナミック型の小さなドライバーのカナル型のインナーイヤータイプ。左右に印字されるSONYロゴでようやくSONY製とわかります。お約束ですが、耳のサイズにあわせてS/M/Lのイヤーピースをチョイスすれば、まず耳から抜け落ちることはありません。

 いちばんのキモとも言えるのが、ヘッドフォンから連なる部分の左右それぞれにある物理ボタンです。実際の役割としては、左側に、中央の再生一時停止ボタンと、両側に曲送り&曲戻しボタン。右側に、中央の通話ボタン、両側に音量のプラスマイナスボタンがあります。見なくても指で触れてサッと操作できるのがミソです。

 接続はワイヤレス方式で、首の後ろに位置する太めの物体がいわゆるバッテリーを搭載する本体。ここにあるフタを開けると充電用のmicroUSB端子が現われます。充電中は電源ボタンの横にあるランプが赤く点灯し、満充電になると緑色に点灯します。

 バッテリー駆動時間は公称値で連続待ち受けが最大650時間、連続通話が最大9時間、音楽再生が最大6時間。音楽メインにガッツリ聴いてもかなり長く使えます。

 Xperiaとのペアリングはとてもカンタンです。NFCがない場合は、電源ボタンを長押しして青色で高速点滅している間にスマートフォンからペアリングするというオーソドックスな接続手順が必要ですが、NFCを搭載するXperiaなら「SBH80」の本体部分にもある“N”マークどうしをお互いに近づけるだけで、ピコリンと自動的にペアリングしてくれます。

 このヘッドセットの魅力は、Bluetoothが従来の「SBC」だけではなく「aptX」コーデックにも対応してることでです。スマートフォン側がaptXに対応していれば、Bluetooth接続でも低遅延で良質な音声が楽しめます(ただし最新のLDACには対応していないので注意)。

 Xperiaが搭載する「スマートコネクト」アプリから、接続時に自動起動するアプリを設定したり、「SBH80」のバッテリー待ち受け時間を確認することもできます。そうそう、Xperiaなら「SBH80」と別のワイヤレススピーカーなど、ペアリング済みの機器間を「Throw」機能で、好みの機器に即つなぎ変えられるのも便利です。

 「SBH80」の装着感ですが、想像以上に首にフィットして重さも約15.8gとかなり軽く、スマートフォンとケーブル接続いらずということもありストレスフリー。イヤフォン部を耳から外して手で持っていなくても落ちることもなく、両手がフリーにできるのが最高にラクです。防滴仕様のため汗をかいたり、雨に濡れたりしても気にしなくていいという安心感も大きいですね。

 さて、肝心のコントロールはどんなものかというと、ちょうど鎖骨あたりに操作ボタンのユニットがあるため基本的に目視はできませんが、真ん中のボタンは丸くて金属でヒンヤリしているので、指で触るとすぐに何のボタンかわかります。

 その両隣にある曲送り戻しと音量の上下ボタンの形状は同じなので、使いながら覚えておく必要はありますが、音楽を聴きつつ再生停止、送り戻りという基本動作などができるのはとても便利。さらに、電話がかかってくると「SBH80」自体がブルブルっと震えて着信を教えてくれるので、すぐに通話ボタンをポチっと押して通話できます。

 ふだん音楽を聴きながら、そのままハンズフリーで通話できるのは快適ですが、Bluetoothヘッドセットをつけて通話するのは一般的にはまだ見慣れない光景のようで、独り言を言っているように見られてしまうこともあるのが難点でしょうか。

 使わない時にキレイサッパリと収納したいところですが、コンパクトに折りたためないのでカバンにしまう際には若干苦労します。「SBH80」は登場してから約2年が経過したモデルですが、本体色はブラックに加えてホワイトも追加され、シンプルに音楽をリラックスして聴け、かつ通話もできるという利点は現在でもまったく色あせません。


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