Windowsの画面がはみ出す……
この解決法はテレビにあった!
ところが、起動後に気がついたのだが、筆者宅のビエラでは、どうもWindows 10デスクトップ上のゴミ箱やタスクバー上に表示されたアイコンや、仮名漢字変換ステータス、時刻表示などが画面から溢れるように3分の1近くがディスプレーの表示域より上下左右の外側に出てしまい上手く表示されない。
以前、スティックPCをVIERAに接続した時と同じ兆候だ。普段テレビ放送やDVD、AmazonプライムVIDEOを観ている時には一切気にならなかったのだが、Windows 10のデスクトップを表示した途端、やけに気になってしまう。
それでも何とか操作できないわけではないが、見るからに気持ちが悪い。デジタル時代のHDTVの時代になってもこういうことはあるようだ。
ネットで解決方法を友人に聞いたところ、テレビには必ず“補正できる設定メニュー”があるはずだということだった。そこでいろいろVIERAの設定メニューを探してみたところ「画面の設定」の中に「HD表示領域」というそれらしいメニューを発見。
出荷時のデフォルト設定の「標準」から「フルサイズ」に変更したところ、一気に解決してWindows 10デスクトップの表示は端から端まですっきりとスクリーン内に収まるようになった。
ホテルで使うこと前提なら超軽量モバイルPCとして便利
まだ何も固有のアプリケーションを導入していない段階だが、本体のストレージの空き容量は約20GB、外部のSDXCカードは60GBの空きがある状態だ。これならクラウドサービスを上手に併用して、かなりのデータを実際にキーボードPC内のストレージに入れて持ち歩いても、ビジネス出張のホテル部屋専用超軽量モバイルPCとしては合格点だろう。
モバイル活用の前提コンビネーションの一例として、キーボードPC本体+付属ACアダプター+HDMIケーブル+NEC Atermモバイルルーターの組み合わせなら、携帯総重量は571gとなった。
これでも十分軽いが、どのみちHDMI接続の可能なHDTVがなければ使えない出張専用モバイルPCなので、それなら使用先を出張先のホテルの部屋に限定することによって、モバイルルーターではなく、より小型軽量の「ちびファイ」(トラベル無線ルーター)と、スリムなHDMIケーブルに交換することで459gまでダイエットできた。
これはもう筆者のモバイルライフで、もっとも軽量なWindowsモバイル環境の実現だ。
あいにく出張先ホテルのテレビが、HDMIインターフェースのないクラシックなテレビだったりしたら、速攻で即日配送を依頼すれば、ほぼ日本中どこにいても翌日にはHDTVはゲットできそうだ(^_^;)
そして翌日、使用済みのHDTVは理由を付けて返品すればいい……なんてことは絶対にやってはならない。
今回の衝動買い
アイテム:キーボードPC(ブラック)
価格:アマゾンにて2万1384円で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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