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まずはアトレやテルミナなどの駅ビルポイントから

将来はSuicaやビューのポイントと統合する「JRE ポイント」をJR東日本がスタート

2016年02月23日 14時30分更新

文● ゆうこば

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 東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)は、グループ共通ポイント「JRE ポイント」をスタートしました。現状では一部を除き各地の駅ビルにて、各駅ビルのポイントカードからの切り替えおよび新規発行を受け付けています。

加盟店で100円で1ポイントが貯まり、
1ポイント1円から利用できる

 JRE ポイントは、各加盟店で原則税抜き100円で1ポイント貯まり、貯まったポイントは1ポイント1円から利用できる。現在の加盟店は、アトレ・アトレヴィ全店、ボックスヒル取手、シャポー(市川・船橋)などの駅ビル内店舗。3月1日からはテルミナ、グランデュオ全店、4月からはシャポー小岩も加わる予定です。

加盟店でカードを提示することで税抜き価格で100円につき1ポイントが貯まる

まずはJR東日本の駅ビルを中心に展開していく

 利用にはプラスチックカードが必要で、各加盟店で新規発行(無料)できます。また、「アトレカード」、「アトレSuicaカード」「ボックスヒルズカード」については手持ちのカードのままJRE ポイントが利用でき、「グランデュオ立川カード」「グランデュオ蒲田」「テルミナカード」を持っている方はJRE ポイントカードへの切り替えが必要です。

アトレで配布される「JRE ポイントカード」

裏面には署名欄やカード番号などがある

グランデュオカードはカードの切り替えが必要

テルミナポイントカードも同様

アトレカードは切り替え不要なものの新規発行ぶんのデザインは変更

ボックスヒルズカードもシンプルなデザインに

シャポーでは今回初めてのJR東日本によるポイントカードの導入になる

現時点では駅ビルポイントの共通化
今後、Suicaポイントやビューサンクスポイントとも統合

 先述のとおり、現状のJRE ポイントは駅ビルポイントの共通化のみに留まっています。しかし、JRE ポイント創設の目的は「JR東日本の各ポイントサービスの共通化」となっているため、時期はまだ未定としながらもSuicaポイントクラブやビューサンクスポイントとの統合が予定されています。

現状、JR東日本が運営するポイントプログラムは全部で24種類、それらを長期間かけて統合していく

記者に概要を解説する東日本旅客鉄道 執行役員 事業創造本部部長の松崎哲士郎氏。「JRE ポイントにより、いままで利用用途が各ポイントで限られていた物が、より多くの場所で使えるようになる」と語っていた

 また、現状ではJRE ポイントを貯めるにはプラスチックカードを所持し、利用時に提示する必要がありますが、「将来的にはSuicaポイントクラブのようなSuicaで払っただけでポイントが貯まるといった形式も検討したい」(JR東日本 松崎哲士郎氏)とのこと。

 一方で、きっぷの予約や検索ができる「えきねっと」については、現状と同様のSuicaポイントクラブもしくはビューサンクスポイント(今後のJRE ポイント)へのポイント移行は行なうものの、えきねっとポイント自体のJRE ポイントへの統合は現状予定されていないようです。

今後の展開が楽しみな共通ポイント「JRE ポイント」

 今回のJRE ポイントの導入は「アトレのシステム更新にあわせる形になった」(松崎氏談)とのことで、いままでバラバラに運用してきたビューカードのシステム、Suicaポイントクラブのシステムを統合するのはまだまだ時間がかかりそうです。しかし、JR東日本の交通網は首都圏在住もしくは就労されている人にとっては生活に欠かせないインフラ。今後のブラッシュアップにより、さらに便利で使いやすくなれば、日常生活への影響は大きくなりそうです。

 現在ウェブ登録者限定で総額7000万円相当のポイントがもらえる「JRE POINT スタートキャンペーン」(3月31日まで)も実施中。ぜひ、サイトなどをチェックしてみてください。

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