Surfaceを買う前に絶対に知っておきたい性能差
Surface Pro 2にPro 3、Pro 4、Surface 3、Surface Bookまでベンチマーク徹底比較
2016年02月23日 11時00分更新
FF14ベンチマークでグラフィックス性能を比べる
さて、今度はもはやノートPC系のグラフィックス性能を測る上で定番中の定番になった、FF14ベンチマークでテストしてみましょう。このテストは序盤から3D描画の高いシーンがくるので、放熱機構の甘いボディーだとかなりスコアーが落ちる傾向があります。
ダントツに性能が良かったのはやはりGeForceを内蔵するSurface Book。いずれのテストもPro 4のCore i7モデルを圧倒しています。dGPUの底力が如実に表われた結果と言えます。とはいえ、Pro 4のCore i7モデルもしっかりと下位モデルと差をつけています。この両者はことグラフィックス性能においては別格です。
なお、最も負荷の高くなる1920×1080ドットのDX11モードでのスコアーはBookが3910で“快適”評価、Pro 4のCore i7モデルは2653で“やや快適”評価です。つまり、「モバイルPCでも快適にFF14がしたい!」という人はSurface Book、「動作に不満なくプレイできれば良し」と言う人はPro 4のCore i7モデルを選ぶといいと思います。ちなみに1500スコアー未満は“設定変更を推奨”という評価なので、解像度や表示品質を下げないとDX11での動作に不満が出るかもしれません。
ちなみに、やはりこのテストでもPro 3の放熱性の甘さが浮き彫りになりました。Core i7モデルでもPro 2に負け、Pro 4のCore m3モデルにはかなり大きな差をつけられています。僕の所感では歴代Surface Proはこんな感じです。
Surface Pro 2
「本体は厚くてやぼったいけど、Haswellの性能は最大限出そうと頑張っている良い子」
Surface Pro 3
「Pro 2から薄くなったけど、その薄さが仇になりHaswellの性能を出し切れない悪い子」
Surface Pro 4
「省電力&低発熱なSkylakeのおかげで、Pro 3並みの薄さを実現し、なおかつ性能も犠牲にしていない超良い子」
もちろん、3DゲームとかガンガンにCPU内蔵GPUに負荷をかける作業をしなければ、Pro 3でも困ることはないのですが……、せっかくのポテンシャルが発揮できないというのはモヤモヤしませんか?