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Surfaceを買う前に絶対に知っておきたい性能差

Surface Pro 2にPro 3、Pro 4、Surface 3、Surface Bookまでベンチマーク徹底比較

2016年02月23日 11時00分更新

文● ジサトライッペイ

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BBenchでバッテリー駆動時間を計測

バッテリー駆動時間を計測する「BBench」の画面。

 最後にモバイルノートPCとしての重要項目、バッテリー駆動時間を「BBench」で計測しました。一定間隔でウェブブラジングし、キーストロークを行なう設定でセット。なお、Surface 3とPro 2、Pro 3、Pro 4はいずれもキーボード接続と非接続の2パターンで検証しましたが、目立った差はありませんでしたので、キーボード接続時の時間をグラフにしました。しかし、Surface Bookのみ、キーボード側にもバッテリーがあり、結果に大きく影響しました。

BBenchの結果。

 Surface Bookはキーボード接続時で12時間に迫り、ダントツに長時間駆動でした。しかし、キーボードを外して測定すると3時間31分と大幅に短時間になります。続いて長時間駆動だったのでPro 3のCore i3モデルで約9時間半。そして、Atomを採用するSurface 3が8時間半程度と続きます。Pro 2以外はいずれも7時間を超えており、1日中使うには十分なバッテリー駆動時間かと思います。

まとめ:Pro 4世代のSurfaceが買い!グラフィック最重視ならSurface Book

 今回は定番ベンチマークソフトを中心にご紹介してきた歴代Surfaceの性能差ですが、まとめますとモデルごとの僕の所感は以下のようになりました。

●Surface Pro 2
「Pro 3よりもCPUの性能を発揮できる偉大な先輩機。でも本体重量約907グラム、厚さ13.5ミリはやっぱりやぼったい。あとバッテリーのもちがほかのシリーズよりも悪いのが気になる」

●Surface 3
「メモリー2GBモデルはさまざまな動作で、CPU以外の要素が足を引っ張るので選ぶならメモリー4GBモデル。ウェブブラウジングやメールチェックのような使い方ならキーボードも含めて10万円強で買える2in1 PC入門機といった印象」

●Surface Pro 3 Core i3モデル
「バッテリー駆動時間は9時間超えと長いのがステキ。しかし、CPU性能はひょっとするとAtomに追いつかれそうなシーンも。価格は11万台とお手頃なので、直販サイトからはなくなったけど市場在庫があればPro 3のなかなら検討してもいいモデル」

●Surface Pro 3 Core i5モデル
「放熱機構が甘く、せっかくのCPU内蔵GPUの性能を生かしきれていないもったいないモデル」

●Surface Pro 3 Core i7モデル
「Core i5モデルと同様、グラフィックス性能が犠牲になっているモデル」

●Surface Pro 4 Core m3モデル
「Pro 4シリーズの中ではバッテリー駆動時間が長めで8時間に迫る。価格性能比が高く、バランスの良い1台」

●Surface Pro 4 Core i5モデル
「バッテリー駆動時間以外の成績ではすべてPro 3シリーズを圧倒する良性能マシン。ガンガンに3Dゲームをする以外なら、さまざまな作業で使っていて困ることはないレベル」

●Surface Pro 4 Core i7モデル
「グラフィックス性能がこれまでのProシリーズとは段違いのIris内蔵モデル。ストレージ速度も高速で、あらゆる作業をなるべく早く快適に行なうためのマシン」

●Surface Book Core i7&GeForceモデル
「キーボード込みの重量が約1.5キロと重めだけど、そのぶんグラフィックス性能もストレージ性能もバッテリー駆動時間もシリーズ最高峰のプレミアムモデル」

 次回は実際に動画エンコードソフトやペンの描き味、世代ごとのキーボードの利便性、Windows Helloといった機能などに触れ、使い勝手を比べてみようと思います。それではまたお会いしましょう。

■関連サイト
マイクロソフト Surface

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