Surfaceを買う前に絶対に知っておきたい性能差
Surface Pro 2にPro 3、Pro 4、Surface 3、Surface Bookまでベンチマーク徹底比較
2016年02月23日 11時00分更新
CrystalDiskMarkでストレージ性能を検証
CPUのベンチマークが一通り終わったところで、次はストレージテストに移ろうと思います。実はPCの体感速度はこのストレージによるところが大きいのです。CPUは高性能でも、ストレージがHDDだと起動が遅かったり、データのコピーで待たされることになります。SurfaceシリーズにはHDD搭載機はありませんが、Surface 3は低速なフラッシュストレージである“eMMC”を採用しています。また、SSD機でもPro 3は普通のSSDで、Pro 4とBookはNVMeに対応した高速な次世代SSDを搭載。そして、容量によってもだいぶその速度は変わります。というわけで、結果を見てみましょう。
Surface 3はいずれのモデルもSSDを搭載するProシリーズと比べるとはるかに遅いですね。特にSeq(シーケンシャル)のWrite(書き込み)速度が毎秒52MB以下と、いまどきのHDD搭載PCよりも遅いという結果です。高速なUSBメモリーや外付けストレージからデータを書き込む場合など、Proシリーズよりもだいぶ待つことになります。メモリー2GB/ストレージ64GBモデルの場合、OSアップデートでローカルドライブの容量は日々ひっ迫していくので、必然データはOneDirveといったクラウドなり、外部ストレージに逃がすことになると思いますがその際もストレスを感じるレベルです。
Pro 4のNVMe対応SSDはさすがに高速でCore m3/Core i5の128GB SSD搭載モデルでは、SeqQ32T1テストでRead(読み込み)速度が毎秒700MB以上を記録。256GB SSDのCore i7モデルやSurface Bookではその倍となる毎秒1500MB超えと、さらに高速になります。Pro 3も読み込み速度は毎秒500MBを超えており、及第点といったところですが、256GB SSDを搭載するCore i7モデルは書き込みでも毎秒300MBを超えているので優秀ですね。