Surfaceを買う前に絶対に知っておきたい性能差
Surface Pro 2にPro 3、Pro 4、Surface 3、Surface Bookまでベンチマーク徹底比較
2016年02月23日 11時00分更新
どもどもジサトライッペイです。2012年にマイクロソフトが発表し、その後瞬く間に人気PCとなったSurfaceシリーズ。昨年は初のLTE版となるモバイル特化型の「Surface 3」が発表され、Windows 10ローンチ後は生体認証機能“Windows Hello”を携えた「Surface Pro 4」が登場しました。2016年1月には、インテルの最新CPUである第6世代Core(開発コードネーム:Skylake)初のIris Graphicsを内蔵したCore i7モデルが市場に投入され、ゲーミングにも強いSurfaceが誕生。さらに2月には、米国では先行販売していたGeForceをキーボード部に内蔵する3D性能を追求したプレミアムモデル、「Surface Book」の日本販売が始まりました。
さあ、これだけシリーズが増えると一体どれを買ったらいいか困りますね。「パソコン」と一口に言っても、用途は人それぞれ。ブラウジングやメールチェックだけなら最も低性能なSurface 3でこと足りると思いますが、ストレージの遅さが原因でアプリの起動が遅かったり、USBメモリーからのデータ転送でイライラします。もちろん、3D性能は上位のCoreプロセッサーを採用するPro 4やBookにはひっくり返っても勝てません。では、Pro 4の中でもCore m3モデル、Core i5モデル、Core i7モデル、Surface Bookってそれぞれどれぐらいの差があるの?なんて疑問にズバッと答えるべく、今回はSurface Pro 2からSurface Bookまで歴代のSurfaceシリーズを集めてベンチマークしてみたので、ぜひご購入の参考にしてください。
●今回検証に使ったモデルのスペック
現在販売しているSurfaceシリーズはSurface 3、Surface Pro 3、Surface Pro 4、Surface Bookの4種類です。今回の検証では、これ加えて2013年に発売したSurface Pro 2も加えています。CPUの世代で言うと、Pro 2とPro 3はいずれも第4世代Core(開発コードネーム:Haswell)で、Surface 3が最新Atom(開発コードネーム:Cherry Trail)。そして、Pro 4とBookが第6世代Coreです。OSはSurface 3もPro 3も現行販売モデルで採用しているWindows 10にアップグレードして検証していますが、Pro 3のCore i3モデルのみWindows 10販売モデルがなかったことから、Windows 8.1でテストしています。Pro 2も同様です。
いずれのモデルもOfficeのプロダクトコードが同梱します。また、Surface 3以外はSurfaceペンも付属。Surface Book以外はタイプカバーキーボードが別売となります。タイプカバーキーボードの価格はPro 2世代のもので1万3351円。Pro 3世代のものは1万6934円、Surface 3専用は1万6934円、Pro 4世代は1万7712円です。なお、Pro 4世代のものでもほかのモデルで使えます。Pro 3とのサイズはほぼ同じなので、やや価格は高めでもアイソレーションタイプでプリントスクリーンキーがあって使い勝手の良いPro 4世代のキーボードはPro 3ユーザーにもオススメです。
ちなみにPro 3のCore i3モデルは検証を始めた1月下旬には直販サイトに上記表組み内の価格で販売していたのですが、いつの間にかなくなっておりました。残念。