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簿記の知識がなくても確定申告ができた

電卓不要、確定申告をクラウドで作成するワザ!

稲葉修司 編集●飯島恵里子/ASCII.jp

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 初めて確定申告を行う人は、何から手を付けていいのかすらわからず、ネットであれこれ調べていたりするのではないだろうか。かく言う筆者も、昨年サラリーマンを卒業し、フリーランスとしての活動を始めたため、生まれて初めて確定申告をすることとなった。

 周りにいろいろ聞いてみたところ「やよいの白色申告 オンライン」を使うと簡単にできるという話なので、さっそく使ってみることにした。

まずはサービスへ申し込み

 サービスの申し込みはやよいの白色申告 オンラインのページから行う。利用料金は1年間無料なので、今回の申告は無料でできることになる。

「申し込む(料金プラン)」をクリックすると料金プランが表示される。ページ下部にある「今すぐ申し込み手続きへ」から実際の申し込みができる

 利用申し込みにあたり弥生IDとして、メールアドレスを登録する。

 メールアドレスと文字認証の数字を入力して「同意して送信する」ボタンをクリックすると、入力したメールアドレスにメールが送られてくる。

 メールに記載されているURLへアクセスすると、いよいよサービスの申し込み画面だ。ここでは基本的な名前やパスワード、住所などを入力する。上から順番に記入していくだけなので、ここで迷うことはないだろう。無料期間終了後の支払い方法としてクレジットカードを使う場合には、クレジットカード番号も登録する。

 確認画面の後、「登録する」ボタンをクリックすれば申し込みは完了。登録した内容は、利用開始後、マイページから変更できるが、「会社・個人事業者名」、「代表者名」の変更はFAXで名義変更申し込みを行わなければならないので入力間違いのないようにしよう。この後すぐやよいの白色申告 オンラインを利用することができる。

 特に用意しなければならないものもなく、通常インターネットを使っている人なら、特に詰まることもなく申し込めるだろう。申し込み完了画面から引き続きサービスを利用するためのリンクをクリックすると、事業種類の設定画面が表示される。

事業種類の設定画面。不動産所得はないので一般のみ選択して利用開始

 やよいの白色申告 オンラインのサービス申し込みが完了したら、収入や経費などを入力する。確定申告書を作る作業の大部分はこの作業であり、ここさえ乗り越えれば申告書作成は終ったも同然なので、がんばろう。

やよいの白色申告 オンラインは、初年度無料で利用できる

 やよいの白色申告 オンラインの無料期間は1年間。いま申し込むと「平成27年(2015年)分の確定申告書」が無料で作成できるのでお得だ。

いざ「収入」の入力開始

 やよいの白色申告 オンラインのホーム画面の左側メニューから「かんたん取引入力」をクリックすると、支出の新規登録画面が表示される。「新規登録」と書かれたウィンドウの左側に「収入」のボタンがあり、これをクリックすると「収入」の入力ウィンドウとなる。

やよいの白色申告 オンラインのホーム画面の左側メニューから「かんたん取引入力」をクリックする

収入の入力ウィンドウ。「*」が付いている部分は必須項目だ。金額のテキストボックス右にある「うち源泉徴収税額」というチェックボックスにチェックを入れると、源泉徴収額が自動的に計算されて右側のテキストボックスに表示される。実際に引かれている金額と違う場合には手動で修正することもできる

 収入を得た数だけこの作業を繰り返せば入力は完了する。「よく使う取引」からはキーワードで取引の内容を検索したり、取引の例を見たりしながら選択することで、かんたんに科目と摘要を入力することができる。

 「同じ取引を続けて登録」チェックボックスにチェックを入れて登録すると、入力した内容を保持したままとなるので、たとえば毎月同じ取引先から収入を得ている場合、日付と金額だけ変更するだけで済む。

タブの切替で「支出」の入力も簡単

 支出の入力は、「新規登録」画面の左側の「支出」をクリックすると入力画面となる。入力方法は収入の入力と同じで、「よく使う取引」や「同じ取引を続けて登録」も同様の動作となる。

支出の入力画面。経費などを日付毎に入力していく

科目の選択プルダウン。それぞれの科目に該当する内容について説明が記載されているので、当てはまる科目がどれになるのかもわかりやすい

1年以上利用する10万円以上の備品や機器は固定資産として減価償却しなければならない。この減価償却でつまずく人は多いが、やよいの白色申告 オンラインでは順を追って登録することができる。「科目」で「固定資産」を選択して登録しようとするとこの画面が表示されるので「固定資産」を選択して「次へ」ボタンをクリックする

固定資産の基本情報入力画面。資産の名前、取得日、取得価額を入力して「次へ」ボタンをクリック

減価償却の償却方法選択画面。通常は「定額法」を選択しておけばOK

今年度の償却額の算出画面。「耐用年数」を入力すると自動的に計算してくれる。固定資産の耐用年数は「耐用年数表へ」というテキストリンクをクリックすると一覧表が表示されるので、対応するものを探して年数を入力すればいい。この後は確認して登録するだけなので、特に悩むことなく登録することができるだろう

 このようにして経費をすべて入力するわけだが、通常、この作業がもっとも時間が掛かる作業になるだろう。とにかく手元にある領収書やレシートの内容を入力していくしかない。支出のあった日にこまめに入力しておけば、確定申告の時期に慌てる必要はないが、現時点から始めようという人にはそうとうな労力となってしまうだろう。

 そこで使いたいのが「スキャンデータ取込機能」(関連記事)だ。左側のメニューの「スマート取引取込」をクリックして画面から「スキャンデータ取込」を選択すると使うことができる。

 この機能はレシートや領収書などの紙の書類をスキャンしたの画像データから金額を自動取得してくれるので、数値をすべて入力せずに記帳できる便利な機能だ。さらに各種取引データを自動取込・仕訳するクラウドサービス「YAYOI SMART CONNECT」が自動で、仕訳データに変換してくれるのだ。

スキャンしたレシートの画像データから日付や金額を取得してくれる

領収書がなかったAmazonで購入したHDD。納品書からデータを取得してみたが日付も金額もきちんと認識してくれた

 レシートや領収書から画像データを作成するためのスキャナーは、現在、無償レンタルキャンペーンを実施中。申し込むと最大5年間スキャナを借りられるので、新たに投資することなくサービスを受けられる。取得した数値が違う場合には手動で修正することもできるので、登録時に画像と見比べて違うようであればそこを修正するだけで済む。

 手作業での入力や仕訳が要らなくなる分、作業は大幅にはかどる。画像からの登録が終わったら仕訳一覧からそのデータを確定すると、自動的に支出に分類される。

仕訳一覧画面。右下の「確定する」ボタンをクリックすると支出へ組み込まれる

 さて、自宅と仕事場を共用している白色申告ユーザーが確定申告をする場合、面倒な気分になるのが「家事按分」だ。プライベートでも事業でも利用する、家賃や通信費、光熱費など経費のことを家事按分といい、プライベートと事業で利用する比率を元に計算して申告すれば、自宅兼事務所の家賃も経費として申告できるというもの。しかし「家事按分の比率」は、確定申告書の作成時に経費となる金額を計算するので、ここでは総額を入力しておけばいい。

 まずは面倒なことはひとまず忘れて、すべての収入・経費を入力することに集中すれば、確定申告書作成の準備は完了。

 やよいの白色申告 オンラインで収入・支出を入力したら、あとは確定申告書を出力するだけの簡単なお仕事。必要な書類作成について、順序立てて作成してくれるので、特に困ることはないだろう。それでは確定申告書を作成してみよう。

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