ヘキサコアで過不足なく動く
スペックを見てみると、CPUにヘキサコアのSnapdragon 808(MSM8992)、メモリー3GB、ストレージ16GB、バッテリー容量2810mAhで、ストレージの少なさが気になるところだが、microSDXCは200GBまで対応しているので容量的な問題は対策できるだろう。
CPUはオクタコアのSnapdragon 810ではないが、ベンチマークや体感からすると、3DゲームやフルHD動画視聴など、ヘビーなことをさせないのであれば、問題ナシといった印象。またAQUOSシリーズは、強力な電源管理を行なう仕様で、バッテリー残量に応じて複数のコアを完全に止めたり、トップクロックを低くしたりもする。そのため、バッテリー残量が20%を切ると、約2年前の端末ではかなり厳しい動作をしていたが、CPUなどが進化した最近のモデルでは、それらの動作が気になりにくくなっている。ドコモ発表会で説明員の話を聞く限りでは、このあたりの挙動の見直しも行なわれたのも影響しているだろう。
といったことを踏まえて、AnTuTu Benchmark v6.0.1を見てみると、スコアは42146と低めのものとなった。際立って低いわけではなく、同ベンチマークアプリ内のランキングからすると、普通の性能といったラインだ。連続してベンチマークを実行してみても、スコアが大きく下がることはなく、誤差範囲に留まっていた。前述のとおりバッテリー残量によってはスコアが下がると思われるが、普通に使うぶんにはまずストレスは感じない。
ホームアプリや独自アプリについては大きな変更はなく、以前にAQUOSをタッチしたことがあるのであれば、そのまま移行できる。ホームアプリはdocomo LIVE UXとdocomo シンプルUI、Feel Homeの3つが用意されており、2ラインでホームとアプリ一覧にアクセスできるFlee Homeが片手操作に最適化されている。さらに片手操作を行ないやすくするための「画面縮小モード」も用意されている。
そのほか、エモパーはこれまで通り搭載されており、急にスマホがしゃべり出すので驚くこともあるが、こちらは好み次第でオンオフできるので問題ない。また、スマホのステータスを本体下部の2基のLEDで通知してくれる「ヒカリエモーション」は、かなり発光面積があるため、重要な通知に気がつきやすいのがうれしい。
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