ISO 6400でも実用的
COOLPIX P610の画質をチェック!
実写撮影サンプル(広角側)
絞り値がちょっと変則的なので開放と中間と一番絞った状態を選んだ。基本的には絞り開放に近いほうがシャープネスが高く、絞っていくと徐々に低下していくので、絞らないで使うのがいい。
できるだけ絞り開放に近い所がいいだろう。解像力は開放から全体的にシャープで十分な画質だ。
実写撮影サンプル(望遠側)
望遠側ではできるだけ絞ったほうがシャープネスが高く解像力がある。絞り開放付近では周辺部でのシャープネスが甘くなるくらいなので、中央部だけに被写体があるなら絞り開放でも問題ない。
感度別撮影サンプル
最高感度はISO 6400まで設定可能。ノイズはISO 400くらいから出はじめているが気にはならない。ISO 1600を超えるとノイズも増えるがディテールへの影響が大きい。最高感度のISO 6400ではノイズも出てくるが、大きく画質が崩れることはなく、実用性がある。
マルチアングル液晶など使い勝手がいい!
Wi-Fiを内蔵しスマホからコントロールできるほか、位置情報も記録可能。GPSだけでなく、ロシアの「GLONASS」や日本の「QZSS」にも対応しているので高精度かつ高速で位置情報の取得ができる。
AFスピードや合焦精度も速くピントの迷いも少ないため、ストレスを感じずに使える。自動切り替えするEVFやマルチアングル液晶など、ほかの2機種と比較して価格差以上の使い勝手が見込めると思う。
個人的なおススメはニコン COOLPIX P610
3機種ともWi-Fiを利用してスマホへの画像転送やリモート撮影が簡単に行なえる。スマホ内蔵のデジカメでは撮れない遠くの景色を撮ってすぐに転送、SNSにアップできる。
スマホや一般的なコンデジに比べればかさばって隙間に入れておくのは難しいが、同程度の画角で撮影できる一眼レフタイプに比べれば十分すぎるほどコンパクトだ。
どれも画質的にも機能面でも十分な性能があり、どれを選んでもいいが、個人的な感想で言えば多少価格は高くなるが、ニコンを選べば損はないと思える。バリアングル液晶や操作感は他機種よりも一歩抜きん出ている。
次点で操作性のよさからキヤノンだろうか。EVFがないため、アイレベルでカメラをしっかりと構えることが困難だ。その分効果の高い手ブレ補正がついているともいえるが、安定してカメラを構えるためにもEVFは欲しかったところだ。
富士フイルムは望遠時のピントの迷いがちょっと気になったが、低価格でEVF付きなのはコストパフォーマンスでは最高だろう。
次回は年末に買いたいAV機器のおススメを紹介する。
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