充電中はヘッドライトが点灯するなど凝った仕掛けも
バッテリー容量は3000mAh。出力は5V・1Aなので一般的なスマホには十分給電可能だが、iPadなどの2.0A以上を要求するタブレットには充電できないことがあるので注意が必要だ。
新幹線型・モバイルバッテリーは外形は極めてユニークだが、内部は極めて標準的な一般的なバッテリーセルを採用している。筆者の使っている何の変哲もない3000mAhのモバイルバッテリーと重量を計測して比較してみたが、いずれも86~87gであった。
先頭車であるN700A新幹線型・モバイルバッテリーは、2号車を連結する部分に、スマホなどのモバイル機器への給電のための標準USBポートと、PCや壁面ACコンセントから自らの内蔵バッテリーを充電するためのmicroUSBポートの2つを上下二段に備えている。
給電も充電も付属のショートケーブルで可能だが、iPhoneなどに充電するなら純正かMFI認定のLightningケーブルを使用する必要があるだろう。
充電中には、先端にあるヘッドライトが赤く点灯し、満充電になると白い光に変わるように設計されている。3000mAhの容量があれば、ほとんどのスマホで約一回近い“おかわり”充電が可能なはずだ。
スリムなのでモバイルバッテリーとしての
ポータビリティーも十分
新幹線型・モバイルバッテリーは本体がスリムに作られているので、スマホなどのモバイル機器と接続状態で両方を同時に片手でホールドすることもできる。スマホとの接続には付属のUSBケーブルではなく、より短いショートケーブルを利用すれば便利だろう。
スマホなどのクライアント機器に給電中は、ヘッドライトは赤でも白でもなく、青く光る設定だ。新幹線型・モバイルバッテリーはスリムで軽量なので、通勤カバンなどの内部ポケットに縦にスッキリと収まるので、収納取り出しが極めて簡単。また移動中などにケーブル接続した充電状態のままでカバンの中のポケット内に放置しておくことも可能だろう。
コストと総量の関係でバッテリーセルを特別な形状に作る猛者はそれほどいるとは思えないが、既存の流通しているバッテリーセルを流用、転用するだけなら、今後もさまざまなモバイルバッテリーが登場してくる可能性も高く楽しみだ。
次なるオチャラケ系モバイルバッテリーに期待したい。
今回の衝動買い
アイテム:もちてつ! 東海道新幹線N700A 3000mAh
価格:エキュート上野 ANGERSにて3980円で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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