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きれいに紅葉を撮るならコレ! 秋のデジカメ特集 第1回

手軽に精細な写真を撮る! 1型以上のセンサーを採用する高画質コンデジ

2015年11月02日 12時00分更新

文● 周防克弥

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ISO 3200でもノイズは気にならず実用的!
撮影サンプルで見るPowerShot G5Xの画質

レンズチェック(広角側)

F1.8

F1.8

F2.0

F2.0

F2.8

F2.8

F4.0

F4.0

F5.6

F5.6

F8.0

F8.0

F11

F11

 中央部は絞り開放からシャープネスが高く、解像感も高い。周辺部では収差が大きく、1段以上絞ったF2.8くらいからしっかり結像するようになる。

 F4.0くらいからで全画面均一的にシャープネスが高い。F8.0以上絞るとかなり甘い画像になってしまう。

レンズチェック(望遠側)

F2.8

F2.8

F4.0

F4.0

F5.6

F5.6

F8.0

F8.0

F11

F11

 望遠側も絞り開放からシャープネスが高く、解像力もある。1段絞ったF4.0付近が一番シャープになり、それ以上絞っていくとわずかにだが解像感が低下していってしまう。

感度別撮影サンプル

ISO 125

ISO 125

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

ISO 6400

ISO 6400

ISO 12800

ISO 12800

 感度設定は最高でISO 12800まで。デジイチに比べれば小さい1型センサーではあるが、かなり良好な結果だ。ノイズが目立ってくるのはISO 1600くらいから。それでもISO 3200でも気にならないので実用性が高い。

 ただし、シャープネスはISO 400くらいから影響が出はじめる。ISO 400以降は徐々に解像感が落ちていってしまう。

ファインダー撮影で気合の入った1枚を撮る!

望遠側のほぼ最短撮影距離、約40cmまで近寄って撮影。絞り開放で近づくと若干描写が甘くなるが、柔らかい雰囲気が出ていい感じだ

望遠側のほぼ最短撮影距離、約40cmまで近寄って撮影。絞り開放で近づくと若干描写が甘くなるが、柔らかい雰囲気が出ていい感じだ

こちらは広角側のほぼ最短撮影距離、約5cmまで近寄った。広角側も同様に絞り開放で近づくと若干フレアっぽいソフトな感じになる。広角側ではもう少し寄りたいと感じた面もあった。大口径なレンズなので背景がボケやすいが、思ったよりは大きくボケず、それでも思ったよりピントは浅い印象だ

こちらは広角側のほぼ最短撮影距離、約5cmまで近寄った。広角側も同様に絞り開放で近づくと若干フレアっぽいソフトな感じになる。広角側ではもう少し寄りたいと感じた面もあった。大口径なレンズなので背景がボケやすいが、思ったよりは大きくボケず、それでも思ったよりピントは浅い印象だ

 EVFはコンデジとは思えないくらい見やすく、アイポイントもそこそこ長いのでメガネを使用しててもあまり困らない。

 ファインダー撮影は背面モニターと異なり、フレーミングに集中しやすく、つい気合を入れて撮ってしまいたくなる。その際、前面のコマンドダイヤルやレンズ基部のコントロールリング、操作しやすい大型の露出補正ダイヤルなど、露出をコントロールしたくなる良好な操作感が魅力的だ。

 フルHD動画の撮影機能や秒間5.9コマの連写など、基本的な機能は十分に備わっており、マニュアル的な操作性もしやすい。気軽な撮影はもちろん、コンパクトなボディーで本格的な撮影が行なえるデジカメだ。

(次ページに続く、「4K動画も撮影できる高性能デジカメ ソニー サイバーショット RX100IV

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