このページの本文へ

きれいに紅葉を撮るならコレ! 秋のデジカメ特集 第1回

手軽に精細な写真を撮る! 1型以上のセンサーを採用する高画質コンデジ

2015年11月02日 12時00分更新

文● 周防克弥

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

APS-Cサイズの大型撮像素子を採用!
高解像な写真が撮れるリコーイメージング「GR II」

リコーイメージング「GR II」

リコーイメージング「GR II」

 約2年ぶりにモデルチェンジされたリコーイメージングの「GR II」。同社の直販サイトでは9万9900円で販売されている。

 基本的な仕様は先代(GR)同様で、有効画素数約1620万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーに35mm判換算で約28mmに相当する18.3mmレンズを搭載。開放絞り値はF2.8だ。

本体背面。EVFは搭載しないが、アクセサリーシューに別売の光学ファインダーを装着できる

本体背面。EVFは搭載しないが、アクセサリーシューに別売の光学ファインダーを装着できる

 背面モニターは3型で、約123万画素。十字キーを中心にしたインターフェースで、上下独立した露出補正ボタンやプッシュ機構を持ったADJ.レバーの操作感は良好。カスタマイズ性も高い。

本体上面(左が電源オン、右がオフ時)。ロック機構付きのモードダイヤルは誤動作防止に役立つ。グリップ上部のダイヤルは各種設定変更時に使用する。マニュアル的な操作もしやすい

側面のスイッチを操作することでストロボがポップアップする。ストロボのスイッチの下にはエフェクトボタンが備わっている

右手周りのインターフェースはバランスのいい配置。ホールディングを大きく崩さないで操作ができるようになっている

右手周りのインターフェースはバランスのいい配置。ホールディングを大きく崩さないで操作ができるようになっている

 新機能はワイヤレス関係の機能。スマホの普及に合わせて無線接続でのカメラコントロールが可能になっている。またNFCも搭載されているので、スマホとの接続も簡単に行なえる。

 無線機能も今となってはそれほど目新しい機能ではないが、撮影画像を手軽にスマホへ転送できたりコントロールできる機能は便利だ。

 この無線対応の関係で、上面に若干の膨らみが追加された。ただし、それ以外に見た目の変更点はない。本体サイズは幅117×奥行き34.7×高さ61mm、重量はバッテリーとメディア込みで約245g。電源オフでシャッターバリアが動作する。

 ほかの変更点としては内部アルゴリズムを見直してAWBの精度向上、高感度での画像処理チューニング、6種類の画像エフェクトの追加(明瞭コントロール、光沢コントロール、鮮やか、人物、HDR調、雅)が挙げられる。

ノーマルの撮影

ノーマルの撮影

新たに加わった画像エフェクトのうちの「HDR調」(左)と「雅」(右)。ドラマティックな演出になるHDR調と、鮮やかな発色が特徴の雅だ

 基本機能はほとんど変更されていない点が「GR」というデジカメの完成度、というか自信をうかがわせる。普通のデジカメとはちょっと違う、撮る楽しみを感じさせてくれるデジカメである。

(次ページに続く、「ISO 25600でもディテールを保持! 撮影サンプルで見るGR IIの画質

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン