4K動画も撮影できる高性能デジカメ
ソニー「サイバーショット RX100IV」
新開発のメモリー一体型積層型CMOSセンサーを採用する「DSC-RX100 IV」。高速処理が特徴で、最大960fpsのスーパースローモーション撮影や4K動画の撮影が可能だ。同社オンラインストアでは12万9470円で販売されている。
本機に採用されている撮像素子「Exmor RS」は従来、画素と同一面上に配置されていた信号処理回路を分離し、画素面と回路処理面とで積層構造にしてメモリーを搭載。画素面積だけでなく、処理回路面積も増やす事で処理能力を向上させた。
これにより、従来型の裏面照射型センサーよりも約5倍のデータ読み出しが可能になっているという。
この技術により、スーパースローモーション機能や最高速1/32000秒の高速撮影、ローリングシャッター現象の低減や4K動画撮影など、コンパクト機ながらも業務機並の機能を搭載することができている。
センサーサイズは1型(2010万画素)と。レンズは35mm判換算で約24~70mm相当と、ズーム倍率はちょっと控えめだが、開放F値は広角側でF1.8、望遠側でもF2.8と大口径になっている。最短撮影距離は広角側でレンズ前約5cm、望遠側で約30cmだ。
本体サイズは幅101.6×奥行き41×高さ58.1mm、バッテリーとメディア込みの重量は約298g。このコンパクトサイズでは珍しくEVFを内蔵してるのも特徴。
EVFはポップアップ式で、側面のスイッチで上に飛び出し、レンズ部分を手動で横に引き出すことで使用可能な状態になる。
0.39型(約235万画素)の有機ELパネルを採用し、視認性はかなり良好。EVFの視認性はコンパクト機のEVFとしてはかなり視認性は高く、ファインダーを覗いて撮るというスタイルは撮る気分が高まる感じがする。
サイバーショットシリーズのコンデジではおなじみのオート機能やエフェクト系の機能も備えており、すべてをカメラ任せにしてもいい。だが、マニュアル系で凝った撮影やエフェクト系で面白い撮影なども撮れるので、お手軽な使い方から本格的な使い方までできる1台だ。
(次ページに続く、「高感度の特性はバツグン! 撮影サンプルで見るRX100 M4の画質
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