やばい、新山千春さんってこんなに面白かったのか。
テレビ朝日で12日放送のバラエティ番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に女優の新山千春さんが登場。自身のブログ炎上体験を失敗談として、本当にもうこれでもかというほどあけすけに語った。
新山さんのブログが炎上したのは、2004年に結婚したプロ野球選手の黒田哲史氏との離婚が最大のきっかけ。「娘を離婚理由のダシにするところが最悪」「夫が引退したからって離婚なんて最低」など主婦層からコメントが殺到したという。
が、新山さんは炎上で「アクセスが増えると仕事が舞い込む」とニッコリ。
お買い上げありがとうございます!
炎上をきっかけにして書籍を出版したり、4社ほどCMが決まったりと、タレントとして仕事がどんどん入ってきた。「本当に私は儲けさせていただきました」とあっけらかんと新山さんはふたたびニッコリ。
「お金入っちゃったでしょ?」「入っちゃったんです」「モアモアハッピー!」とぶっ飛ばす新山さんにスタジオは「それは言っちゃいけないよ!」と大騒ぎ。
新山さんは「私の気持ち言っちゃっていいですか?『モアモアマニー!』」「ごめんなさいという気持ちと、お買い上げありがとうございます!」と止まらない。
しかし「正直言うと今はもう炎上したくない」と新山さん。
ブログやSNSで炎上しているうちは仕事につながる。しかし、実生活にも影響がある。本の出版記念で握手会をした時、ネット掲示板で「握手会潜入してきたけど新山の笑顔超嘘くせえ」という書き込みがあった。
「アンチの方もファンの中に混ざってる。それを知ったとき本当にゾクゾクしました。批判するためにサイン会までくるとは思わなかった」
恐ろしいものだよなあと思っていたところ、新山さんの話はまだ続いた。
「そのとき私はこう思いました……『お買い上げありがとうございます!』。休日にわざわざ来てくれるなんて大事なファンですから」
それはともかく、炎上をきっかけとしてブログからコメント欄を外すことにした新山さん。ようやく炎上の人生から解放されるようになったかと思いきや「2015年に突入した今、また炎上してしまった」(新山さん)。何をしたのか。
テレビで反論できない人に対して言ったことがダメ
それはテレビで離婚ネタを話す番組に出たこと。
話を面白くするためにスタッフに「この番組でしか聞けないことを話して」と言われ、離婚について根掘り葉掘り聞かれているうち、コメントの一部が「ぎゅーっと凝縮されて別れた旦那への不満としてテレビに出てしまった」と新山さん。
結果、掲示板サイトに「人のせいにしてるだけでしょ」「自分勝手でわがまますぎる」「野球選手は忙しいってわかってて結婚したんじゃないの?」などと批判的な書き込みが爆発してしまった。
新山さんの「しくじり先生」としての教訓は「テレビで反論できない人に対して言ったことがダメ。欠席裁判だった」。
たとえば、元恋人の嫌なところを友達に言いふらす。休み時間にその場にいない友達の不満を漏らす。飲み会でその場にいない上司や同僚の悪口で盛り上がる。そんなことをしていると、はたから見ていると「最低だな」と思われる。
「自分が未熟だと思って反省しています」と新山さん。
自分はなぜ主婦層から嫌われたか。新山さんは自分自身で「あざといからじゃないか」と分析していた。あざといというか、ここまで肝がすわりすぎているところがいろいろ波を立てているような気もしないでもないけど……。
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