大阪ミナミで生まれ、人生の半分以上を大阪で過ごした筆者は、学生の頃から神戸や京都は自分の家の庭のようなもので、結構すみからすみまで知っていると自負している。
今でも年に何回かは関西に足を伸ばして、昔知ったる町並みと現在の変化を楽しんでいる。
2014年秋、久しぶりに京都を訪れた時に、知恩院前の「●一澤※」で普段使いのカメラバッグとして帆布製トートバッグを衝動買いした(関連記事)。
※編注:「●一澤」の●は草書体の「喜」(冒頭写真参照)。以下「喜一澤」と表記喜一澤は、跡継ぎ問題を巡るお家騒動で全国的に有名になった帆布鞄の老舗である「一澤帆布」の流れを引き継ぐ、四男の喜久夫氏の経営する帆布鞄店だ。
筆者は、その昔、セイコーのオールディーズな腕時計に一澤帆布製の腕時計バンドを組み合わせて使っていた記憶があるが、残念ながらいつの間にか失くしてしまった。
それから何十年かたったこの夏、偶然、家族と一緒に買物とランチに出かけた北千住マルイ内の時計屋さんで喜一澤の腕時計を見つけ、嬉しさと懐かしさのあまり反射的に衝動買いをしてしまった。
喜一澤ブランドが監修した腕時計
コストの半分以上はバンドが占める!?
その昔、一澤帆布では腕時計バンドは発売していたが、腕時計そのモノを販売していたという記憶はない。
海外の安い労働力をフル動員して価格破壊が進む腕時計市場は、今や下は100円からあり、1000~2000円も出せば、極めて立派な腕時計が入手できる時代。約7000円という売価の半分以上を帆布性の腕時計バンドが占める感じかもしれない。
筆者の購入した喜一澤腕時計には、耐久力が命の帆布製のバンドと専用収納ケース(袋)が付属する。もちろん、腕時計本体は喜一澤製ではなく、喜一澤ブランドによる監修他社製品だ。
腕時計のサイズは一般的なスウォッチより少しだけ大きめの直径38mmサイズで、男女ともに違和感なしに気軽に装着できるサイズだ。文字盤とバンドカラーにより、いくつかのバリエーションが存在する。
次ページへ続く、「ファンにはうれしいかもしれないが……」
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