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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第136回

ARROWS NX、Xperia Z4、Galaxy S6、夏最強スマホのスタミナ比較

2015年08月10日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII.jp

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虹彩認証をはじめ独自機能盛りだくさん
ARROWS NXは最先端を感じさせてくれる

 ここからは紹介しきれなかった独自機能などを取り上げる。ARROWS NXといえば、真っ先に思い浮かぶのが「虹彩認証」だろう。画面に目を合わせるだけでロックを解除できるなど、いかにも“最先端”のスマホなのだと感じさせてくれる。

ARROWS NXには虹彩認証専用のカメラが前面上部の右側に用意されている

 使ってみると、目的の枠内を見つめるだけと簡単。メガネをかけていてもスムーズに解除ができる。少しだけ斜めから見てもOK。あまり視線やスマホが揺れていると解除は遅れるが、それも数秒単位だ。周囲が暗いとまったくと言っていいほど解除できないが、これは仕方ない。見えないのだから。

一度登録すれば、メガネをかけた状態でも認証は可能

 以前からARROWSシリーズで搭載されていて便利だったのが、過去の操作履歴や時間などから、自動的に今使う可能性が高いアプリを表示する「パーソナルアシスト」も引き続き搭載されている。

その時間帯で使う可能性が高いアプリが自動で表示される

 Wi-FiやLTEの同時利用ができるマルチコネクション、気配り着信、ふせたらサウンドオフ、音質向上のドルビーの技術に、年齢に合わせた画質調整を行う「あわせるビュー」、ブルーライトカットモード、さらにキーボードやナビゲーションバーのカスタマイズと、他メーカーのスマホと比べ、細かな機能、設定変更に独自のものが豊富に用意されている。

周囲の騒音に合わせて呼出音を自動で調整したり、ユーザーの年齢に合わせた画質調整をしてくれたりする

 ただしホーム画面が標準のdocomo LIVE UXでは使えない、わかりにくい機能があり、富士通製のNX!ホームに切り替えた方が、実力を発揮できそうだ。

標準ではドコモ端末汎用のホームUIだが、いろいろな機能を試したいなら富士通製のホームUIがオススメ

Xperiaはエンタメ機能が充実
基本機能はシリーズを踏襲

 Xperiaといえばカメラと音楽機能だろう。オーディオ設定を見れば、おなじみのイコライザーやサラウンドをはじめとしたサウンドエフェクト、作品によって異なる音量を調整するダイナミックノーマライザ、ノイズキャンセル、ワイヤレスでもハイレゾが楽しめるLDAC対応と、相変わらず豪華だ。

カメラと音楽系を中心にXperiaオリジナルのアプリが用意されている

 一方で他の機能を見ると目新しさはない感じもする。手ぶくろモード、プレステ連携、STAMINAモードをはじめとした省電力機能、シンプルモードにau関連のアプリあたりが主なところ。

ホームUIの切り替えや、バッテリーを節約するSTAMINAモードなどを用意

 ただ2年使っての機種変更や他メーカーのスマホを使ってきたような人が本機に変えれば、新しく感じるだろう。

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