ここ数年、日清食品が夏に提案している「iCEカップヌードル」。カップヌードルライトシリーズ商品に氷を入れ、冷たくして食べるのだという。「ジャンクなものが摂取できて、しかも涼しくなれるとか最高じゃん!」と思っていたのだが、今までどうにも手が出なかった。味が想像できないからだ。
そこで、ジャンク部でiCEカップヌードルをいくつか食べてみた。
iCEカップヌードルは作るのにひと手間必要
iCEカップヌードルは、お湯だけ入れるというわけにはいかず、ちょっと工夫がいる。
まずお湯は麺と具がぎりぎりつかるまで入れる。決して内側の線まで入れてはいけない。お湯を入れて30秒後に一回麺を混ぜてほぐす。そこから2分30秒後に氷をおよそ180g入れて再びかき混ぜて完成だ。
iCEカップヌードルは新しい!
いよいよ実食。まずはカップヌードルライトから。ライトというだけあって、198キロカロリーと控えめで、内容量も53gと、カップヌードルの77gより少ない。食塩もカップヌードルと比べ0.2g低い。お湯で食べたらおそらくあっさりな味わいではないかと思う。
冷やして食べると塩加減はちょうどいい。しかし、全員食べた瞬間「ゴフっ……」とむせ込んでしまった。
普段熱いはずのカップ麺が冷たく、しかも全員一気にすすってしまったので、未知な食べ物が急に口の中に大量に入り込んだ結果、一時期的な拒否反応が出たためと思われる。
平常を取り戻した部員が最初に抱いた感想は「これを提案した日清食品はチャレンジャーである」だった。簡単に言ってしまうとジャンク部にはこの素晴らしさがイマイチ理解できなかったのだ。
「これは時間が経って“冷めた”カップヌードルとなにが違うのか」「本当にこの食べ方で合っているのか」「これを食べるには人類はまだ早かったのではないか」などなど。
冷やしただけで、慣れ親しんだ食べ物の印象がこれほど変わるのかと驚きを隠せなかった。
ただ、最初に食べたカップヌードルライトは完全に冷たくはなく、若干ぬるさが残っていた。「もっと冷えたら印象が変わるのでは?」と思い、氷をさらに投入し、キンキンにしてみた。
冷たくすると食べやすさアップ!
つづいて食べたのは「カップヌードルシーフードヌードルライト」。こちらも塩加減はまことにちょうどいい。冷たい魚介のスープが麺にからみつき、確かに冷たいシーフードヌードルだった。
また、若干ぬるかったカップヌードルライトと違い、しっかりと冷たくなっていた分、食べやすくなった。それでも食べた瞬間、再び全員むせ込んでいた。
ライトじゃないカップヌードルを冷やしてみた
ところで、iCEカップヌードルの対象商品は「ライト」と付いたものだけ。ではほかのシリーズ商品は冷やすとどうなるのか。これも試さないわけにはいかないと、2商品を食べてみた。
予想はできていたのだが、ライトに比べると塩気を強く感じる。特にとんこつ ビッグはしょっぱいと感じられるので、やはり熱いお湯で食べた方がよさそう。ただ、欧風チーズカレーは不思議とグイグイ食べられる味だった。
ジャンク部としては、種類によってはありだけど、やっぱり素直に熱いカップヌードルの方が好き、ということで落ち着いた。しかしまったく食べられないということもないので、一度は試してみて、好みをはっきりさせるのもいいだろう。
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