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T教授の「戦略的衝動買い」 第340回

持ち歩けるメモ型ホワイトボード「nu board/FME」を衝動買い!

2015年07月22日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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アナログ&デジタルの手書きガジェットの境界をさまよって、早くも25年

アナログ&デジタルの手書きガジェットの境界をさまよって、早くも25年

 “持ち歩けるホワイトボード”を実現した欧文印刷の「nu board」(ヌーボード)シリーズは、“描く”より少しだけ“書く”ことの方が好きなビジネスピープルに人気だ。

 筆者は描くことも書くこともどちらも好きだが、好きゆえにいつまでたっても「定番」の“書き込みメディア”が決まらず、もうかれこれ四半世紀近く、ICTガジェットとステーショナリー世界のボーダーをさまよい続けている。

いつの間にかヌーボードも複数に……愛用は赤い革製の新書版JSモデル

いつの間にかヌーボードも複数に……愛用は赤い革製の新書版JSモデル

 もちろん、さまよっている時間が長い分、多くのガジェットに時間とお金を使い続けている。ヌーボードもサイズ違いをいくつか購入したが、実際には携帯性とのバランスでジャストシステムのカスタムモデルである赤い革表紙の新書版サイズを愛用している。

より繊細な線を書けるようになった「nu board/FME」

今回衝動買いしたnu board/FMEも新書版だが縦開きだ

今回衝動買いした「nu board/FME」も新書版だが縦開きだ

FME(Fine Marker Edition)は独ステッドラー製の新製品

FME(Fine Marker Edition)は独ステッドラー製の新製品

精細な文字やイラストも描ける0.6mm筆記線タイプの極細マーカーだ

精細な文字やイラストも描ける0.6mm筆記線タイプの極細マーカーだ

 今回、またしても衝動買いした「nu board/FME」は、同じく新書サイズの縦開きのメモタイプのモデルだ。“FME”は「Fine Marker Edition」の略で、ステッドラー製の線幅0.6mmの超極細のホワイトボードマーカーが標準で付属している。

実際に描いてみた(右)。同サイズの付箋にプラマンで描くのとほぼ同じ

実際に描いてみた(右)。同サイズの付箋にプラマンで描くのとほぼ同じ

 実際に、FMEを使ってヌーボードに書いてみたが、従来のペンに比較して確実により小さく繊細なテキストやイラストを描くことができる。ほぼ同サイズのポストイット上にぺんてるの「トラディオ・プラマン」で書いてみたものと比べてみたが、ほとんど同じくらいの繊細さで書ける。

 FMEは一時的なメモ用途を前提にしているが、インクのヌーボードへの吸着は強力で、乾燥すると指先で軽くこすったくらいでは簡単には剥げ落ちない。実際に消す時には、イレーザーを持つ手にかなり力を入れて、擦り削り落とすようなイメージだ。

ブラックカラー一色では寂しいので近所のダイソーで0.7mmのカラーマーカーを買ってみた

ブラックカラー一色では寂しいので近所のダイソーで0.7mmのカラーマーカーを買ってみた

 マーカーがブラック一色では寂しく思えたので、近所のダイソーで販売していた筆記幅0.7mmのカラフルなホワイトボード用マーカーを買って、多色筆記にもチャレンジしてみた。

FMEで横線を複数描いて……交差するようにカラーマーカーで縦線を各色で描いてみた

FMEで横線を複数描いて……交差するようにカラーマーカーで縦線を各色で描いてみた

乾燥後、指先で下から斜め上に擦ってみたら、カラーマーカーはいとも簡単に剥げた

乾燥後、指先で下から斜め上に擦ってみたら、カラーマーカーはいとも簡単に剥げた

 しかし、筆記後しばらくして指先でこすってみたら、予想通り、カラーインクは簡単に消えてしまった。

従来のイレーザーでも極めて簡単にカラーマーカーは消えたが、FMEのブラック線はなかなか消えなかった

従来のイレーザーでも極めて簡単にカラーマーカーは消えたが、FMEのブラック線はなかなか消えなかった

 前述の通り、FMEの筆記線はヌーボードに予想以上にしっかり吸着して、従来のマーカーペン付属のイレーザーではなかなか消えず、FMEのイレーザーで削るように強くこすってやっと消える感覚だった。この強力なインクの吸着力は意見が分かれるだろう。

次ページへ続く、「「Office Lens」を併用してみる

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