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ポタ研 2015夏 第1回

ネットワークをはじめとしたメディアからファイルを再生

Astell&Kernの一体型スピーカーシステム「AKT1」が日本初公開

2015年07月11日 13時51分更新

文● ASCII.jp

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AKT1。上部はボリューム。右側にタッチセンサー式の操作ボタンが用意されている。

 アユートは7月11日、中野サンプラザで開催中の“ポタ研 2015夏”の会場で、Astell&Kernブランドのスピーカーとプレーヤー機能を一体化したオールインワンサウンドシステム「AK T1」を公開した。価格・発売時期に関しては未定。

AKT1。文字通りT型のデザイン。幅は70cm。高さは約1mとなる。

 リビング設置のほかに受付や病院といった公共性の高い場所へのスタイリッシュな設置を想定している。プレーヤー機能はAK240相当で、最大5.6MHzのDSD、最大192kHz/24bitのPCM再生が可能となっている。

 スピーカーは低域・中域・高域を担当するスピーカーを左右に備えた3ウェイタイプで、ツィーター(0.75インチ)とミッドレンジ(2インチ)はサウンドバー風の横長のエンクロージャー(幅70cm)に収めている。一方ウーファー(6.5インチ)はスタンド部に左右1組が外向きに配置されており、高域はアナログアンプ、中域・低域はデジタルアンプで駆動する。この際、中域のゲイン調整は行わず、高域と低域のゲインを合わせる仕組みとしている。

指向性が高い中高域は左右に配置。ユニットにAのロゴが見える(左)。ウーファー部はスタンド部に配置。中高域ユニットが後ろに大きく張り出しているのはストロークを確保するためか。

 本体サイズは幅70×奥行き404×高さ998mmで、重量は約15kg。本体上部にmicroSDカードスロット、背面に光デジタル入力と3.5mmアナログ入力端子、USB端子などを装備。背面下部にはACアダプター接続用に電源端子と有線LAN接続用のGigabit Ethernet端子、バスレフポートなどが装備されている。

後ろから見るとなんとなく戦闘機のようだ。

背面端子。USBメモリーからの再生も可能。

バスレフポートとGigabit Ethernet端子

上部にはmicroSDカードスロットも持つ。

 USBメモリーやmicroSDカードに保存したファイルに加え、DLNAサーバーに保存したファイルをネットワーク経由で再生できる。その際にはスマートフォンを利用した遠隔操作もできるため、利便性はなかなか高い印象だ。

 またAptX対応のBluetooth機能やインターネットラジオ再生もできるため、AV機器との連携性もきわめて高い。またオーディオ機器だけでなく、壁面設置したテレビから光デジタル出力して、その音をAK T1で再生すれば、コンパクトなAVシステムを作れる。

 価格に関しては公表されていないが、AK240+アクティブスピーカー+サブウーファーの構成である点を考慮すると、50~60万程度になるのではないかと編集部では想像している。音質に関してはまだまだ調整が必要な段階とのことだが、デザイン・コンセプトを含めてAstell&Kernの勢いを感じさせる製品だと感じさせる。

 会場では発売されたばかりのAK380も試聴できるので、都合が合えば脚を運んでみてはどうか。

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