いよいよリリースまで1ヵ月を切った、マイクロソフトの次期OS「Windows 10」。Windows 7およびWindows 8.1からは無料でアップグレード可能となっており、すでに対象のPCには、デスクトップ画面右下のインジケーターに「Windows 10を入手する」という予約ボタンが表示されていることだろう。
大きな話題になっているWindows 10アップグレードだが、「本当にうちのPCでアップグレードできるの?」と不安な人もいるかもしれない。そんな人のために、この記事では無料アップグレードに関するさまざまな疑問にQ&A形式で答えていく。
Q1.そもそもWindows 10の無料アップグレードって何?
A.Windows 7/8.1のPCを無料でWindows 10に更新できる!
2015年1月にアメリカで開催されたイベント「Windows 10: The Next Chapter」で、マイクロソフトの次期OS「Windows 10」は、従来のOSであるWindows 7およびWindows 8.1からの1年間無料アップグレードが可能となることが発表された。すでに購入済みのPCでも無料で最新のOSが使えるようになるという、多くのユーザーにとってはメリットの大きい話だ。
マイクロソフトとしては大きなチャレンジに踏み切った格好だが、Windowsストアのユーザーを一気に拡大させ、大きな市場を作り出そうという意図があると思われる。長期的にはAppleのようなエコシステムを形成し、OSの収益をカバーする見込みだろう。
Q2.提供期間とかあるの?
A.7月29日から1年間、無料アップグレードできる
Windows 7および8.1のユーザーは、Windows 10のリリース日である7月29日から1年間は無料でアップグレードが可能となる。7月29日までに必ず予約をしている必要はないため、今のところ興味がないという人は、様子を見ながら検討するのが無難かもしれない。
Q3.導入のために必要なスペックは?
A.CPUクロックが1GHz以上、メモリー容量は64bit版では2GB
Windows 10の最低システム要件は、CPUクロックが1GHz以上、メモリー容量は32bit版では1GB、64bit版では2GB。ストレージの空き容量は32bit版では16GB、64bit版では20GB必要だ。ディスプレーは8型以上(解像度1024×600ドット)をサポート。また、無料アップグレードには3GB程度のストレージ空き容量が必要になる。
なお、Windows 8から移行したい場合は、まずWindows 8.1にアップグレードする必要がある。
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