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カフェ・喫茶ショーの注目展示をおさらい

カフェ経営者向け技術がアツい! コーヒー濃度計や人工野菜工場を見た

2015年06月21日 12時00分更新

文● 四本淑三

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コーヒーの味を数値化して管理できるポケット濃度計

 同じコーヒー豆、同じ水の温度、同じ抽出時間。でも毎日、何か味が違うような気がする。そんな悩みをお持ちのお家カフェ派もいらっしゃることと思います。私は毎日気になって仕方がありません。

 そこで、会場で光り輝いて見えたのが、このコーヒー濃度計「PAL-COFFEE」です。「コーヒー豆、コーヒーの抽出方法、コーヒーの味を研究したい、数値化して管理したい方におすすめ!」だそうで、まさに私のための製品です。救世主と言っても過言ではありません。

手前がPAL-COFFEE。ディスプレー上部のくぼみにコーヒーを垂らし、ボタンを押すだけで濃度が計測できます。Brixスケール対応のPAL-COFFEE、およびTDSスケールに対応したPAL-COFFEE(TDS)が2万7500円、BXとTDS両対応のPAL-COFFEE(BX/TDS)が3万円

 屈折計専門メーカーのアタゴの製品で、これは信頼できそうです。 屈折計というのは、液体に解けた固形物の濃度を計るもので、果物の甘さを測る糖度計や、さまざまな応用が可能ですが、PAL-COFFEEもその技術を応用したもののひとつでしょう。

 コーヒーの濃度を測る単位はいくつかあり、PAL-COFFEEもBrixスケールに対応したもの、TDS(Total Dissolved Solids)に対応したもの、BrixとTDSの両方に対応したものが用意されています。

 抽出したてのコーヒーをセンサーの上に垂らすと、計測値を表示してくれます。で、このデータをBluetoothで飛ばして、iOS向けのアプリで管理できるという、もう私に売り付けようとして作られたとしか思えない仕様です。どうしましょう。

アプリは4200円。グッと来るお値段ですが

濃度を記録したデータをグラフで表示したり……

……レシピを記録したりと、我々コーヒーギークスを悩殺する内容となっております

(次ページでは、「人工野菜工場や食材がもっとおいしくなる調理器具も」)

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