6月18日にいよいよ販売が始まった、待望のWindows Phone「MADOSMA」(マドスマ)(関連記事)。予約開始直後に、マウスコンピューターの直販サイトで、初回出荷分がすぐに完売したほど高い関心を得ている。
すでに製品については簡単に紹介している(関連記事)が、実はこのMADOSMA、国内の主要メーカーから手に入るWindows Phoneとしては、現在唯一の存在になっている。国内ではKDDIから2011年夏にWindows Phone 7.5搭載の「IS12T」(関連記事)が販売されたこともあったが、Windows Phone 8以降の製品はとんと聞かないという状況だった。
格安SIMサービスも大きく広がり、いまやパソコンメーカーも積極的に製品開発に取り組んでいるスマートフォンだが、主流はやはりAndroid。ではなぜマウスコンピューターはWindows Phoneを選んだのか? そしてなぜこのタイミングなのか。そんな疑問を製品企画部の平井部長に投げかけてみたところ、Windows Phoneに対するマウスコンピューターらしい考えが見えてきた。
素朴な疑問:スマホ参入で、マウスはパソコンメーカーじゃなくなるの?
まずは編集部が持った率直な疑問から。これまでこれまでBTOメーカーとして、高性能で手軽なパソコンを中心に展開してきたマウスコンピューターの戦略がMADOSMAでどう変化するのか。
スマホを製品ラインアップに加えたことで、脱PCへの道を進んでいく可能性はあるのか。例えば2000年代に入り、デルやアップルは社名から「コンピューター」の文字を捨てた。マウスコンピューターの社名が、ただのマウスになってしまう。そんな未来が訪れてしまうのか!?
平井 「パソコンメーカーがなぜスマホをやるのか。それはひとりのユーザーが複数のデバイスを使い分けるのが当たり前の時代になったからです。つまり、これからのパソコンは単体で使うだけでなく、さまざまな機器と連動していくことが必須になります。弊社はLTEタブレットの開発をイオン様と共同で進めてきましたが、そのノウハウを生かしてスマホにも取り組んでいこうと考えています」
となると、PCからスマホへのシフトが起きてくるのだろうか?
平井 「ここはちょっと誤解してほしくないところです。マウスコンピューターが引き続きパソコンメーカーであることは変わりません。逆に言えば、パソコンの機能をフルに活用していくため、弊社のラインアップにもスマートフォンが必要だと考えたわけですね」
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