メリットを享受できる機器は意外と少ない!?
EASYBatteryは、スマホやUSBモバイル充電池と同様、パソコンや一般的なUSB/ACアダプターなどの1.0A 5.0Vの出力があれば充電可能だ。
昨今、多くのガジェット系商品の駆動には専用の充電池を搭載したモノも多く、一般的な単3充電池の使い道は、それほど多くないかもしれない。また玩具系だと4個以上必要な場合も多く、購入の際には使途を見極めた判断が必要だ。
筆者宅にあるすべてのモノで使途を探してみたところ、テレビやDVDなどのリモコン、自宅のあちこちに数個はあるブラウンの小型置き時計、ミニサイズのドローンの送信機、細身の懐中電灯くらいしか対象はなさそうだった。
バッテリー食いのデジカメなどがユーザーであればいいのだが、昨今の多くのデジカメはほとんどが専用充電池駆動だ。
前述した通り、充電池そのものの本体に充電用microUSBポートが付いていることのメリットは、容量的にはまずなさそうだが、唯一の例外は、ブラウンの小型置き時計などでは、EASYBatteryを電池ボックスから取り出すことなく、microUSBケーブルで繋いで充電できることくらいかもしれない。
実用性より話題性で面白そうなアイテム
EASYBatteryの購入価格は1個299台湾ドル(約1200円)だった。よく考えてみると、これは今はパナソニックになったエネループ単3形充電池+急速充電器より、1個当たり約3割も高額だ。それなのに充電池容量は15%近く少ない。
しかし、土手っ腹に唐突にmicroUSBポートを備えた極めて奇妙な単3サイズ充電池だからこそ、気に入ってしまうガジェットキングならそんなことはまったく無関係だ。いまさらエネループでは話題やネタにはならない。しかしEASYBatteryなら、相手によっては楽しい会話の糸口になる可能性は大きい。
残念ながら実際の使用シーンでは電池ボックスの裏ブタの中に収納されてしまうアイテムなので、これ見よがしの露出や自慢は難しいだろう。
それでも真性のガジェットマニアなら一つ、いや二つは揃えておき、ただただあてのない充電と放電を繰り返してみたいアイテムだろう。
今回の衝動買い
アイテム:カードテック EASYBattery AA
価格:誠品書店「誠品生活」にて299台湾ドル(約1200円)で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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