COMPUTEX TAIPEI 2015の取材を終えて
今年のトレンドは、なんといってもUSB3.1 Type-Cだ。対応ケースに対応マザー、そして対応SSDに変換コネクターと、どこにいってもType-C対応をウリにしていたのが印象的だ。
それとNUCサイズの小型PCだ。各社目立つところに小型PCを展示しており、説明にも熱がこもっていた。
自作PCパーツの新製品を見てみると、多く見かけたのが水冷システムと、水冷システムを内蔵できるPCケース。そしてPCI ExpressタイプのSSDだ。
だが、今年のCOMUTEXを取材して感じたのは、自作PCパーツを展示するブースが減ったこと。代わりに増えたのが、スマホやタブレット関連の周辺機器と、POSレジやバーコードリーダーなどの工業用製品。展示物を見ていて時代の波を感じてしまった。
とはいえ自作業界に元気がないわけではない。数年前までは、とにかく安価な製品を大量に展示していたようなメーカーが、ここ数年でハイエンド志向にシフトしている。その代表格がIn Winだ。毎年奇抜なPCケースで来場者の目を釘付けにしているうえ、しっかりとその製品を販売までこぎつけている。
業界の規模が縮小しても、マニア層のハートをがっちり掴もうと、ユーザーの視点に立ったモノづくりに注力するメーカーの開発担当者の熱い心に心をうたれた。
来年も自作マニアが飛びつくような製品の登場を期待しつつ、今年のCMPUTEXの取材を終えることにする。
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