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カッコいいと、率直に感じるデザインも魅力

人気のAstell&Kern入門機「AK Jr」は超薄型でも高音質

2015年06月19日 11時00分更新

文● 小林/ASCII.jp

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切れ味鋭く上質感のあるデザインが魅力的

 それではAK Jrの外観を見てみよう。明るいシルバーの金属外装の幅は細身で薄型。さらに手前に行くにしたがって、刃物のように薄くなる視覚的な効果もあいまって、これまでのAKシリーズと比べても精悍さを感じるデザインとなっている。

 アルミ筐体の質感も高く、金属特有のひんやりとした手触りがある。背面は高強度のGorilla Glassを使用しており、薄型でも強度面の心配がないようにしている。背面のテクスチャーやデザインはこれまでローエンドだったAK100IIよりは、その上位のAK120IIに近い。

AK120IIと重ねてみた。突起部などでちょっとした違いはあるのだが、本体縦横のサイズに大差はない。

 実は縦横のサイズはも、AK120IIと大差がないのだが、比較してみるまではAK120IIよりひとまわり、あるいはふたまわり小さく感じていた。AK120IIの約14.9mmに対して約8.9mmと40%ほども薄いためだが、実際に感じる差は数字以上だ。

背面から見るとAK JrとAK120IIはよく似ている。色や柄が近い。

 もうひとつ嬉しいのは胸ポケットに入る点だろう。第2世代のAKシリーズは、重量もそれなりにあるため(これが質感や所有感にもつながっているが)、基本かばんに入れて持ち運び、身に着ける場合でもせいぜいジャケットの外ポケットに入れるのが現実的だ。

本体そのものの薄さに加えて、液晶ディスプレー部分以外が斜めにそぎ落とされていることもあり、体感的にはスペック以上の小ささ。

 しかしAK Jrであれば胸ポケットや内ポケットに入れても持っているのを忘れるほど軽いし、重さで着崩れしてしまうこともない。ポータブルプレーヤーを持ち運ぶ際、ケーブルの取り回しというのは意外に気を使う部分だが、短めのケーブルと組み合わせて使えるため、身に着けても邪魔にならない。持ち運ぶ際の柔軟性は、想像以上に高いと思った。

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