このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第194回

スマホ料金が月額600円に!? 格安SIMを運用する技

2015年05月28日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

初回接続時に新規APNの設定が必要

 格安SIMを使う場合、最初にネットワークに接続するための設定が必要になる。とはいえ、APNという設定項目を追加するだけなので手間はかからない。例えば、今回契約したDMM mobileの場合、APNには「vmobile.jp」、ユーザー名には「dmm@dmm.com」、パスワードには「dmm」と入力すればいい。APNを追加し、切り替えが完了すればすぐにネットワークにつながるようになる。

SIMを装着する。写真はXPERIA SO-04D

「設定」から「無線とネットワーク」→「その他の設定」を開き、「モバイルネットワーク」を選ぶ

「アクセスポイント名」を開く

メニューから「新しいAPN」を選ぶ

アクセスポイントの情報を入力する

認証タイプはPAPまたはCHAPを選ぶ

メニューから保存する

追加したAPNを選択して有効にする

「モバイルデータ通信」を有効にする

ネットにつながった

AndroidやiPhone、Windows Mobileでも利用できる

 SIMと端末がセットになった格安スマホを使うなら、運用に問題はないので初心者にお勧め。今回のように格安SIMだけを契約し、自分で端末を用意する場合は注意が必要だ。まずは、SIMが使えるかどうか。ドコモのMVNOならドコモの端末で利用できるが、ソフトバンクの端末では利用できないので注意が必要。SIMロックがかけられていない(SIMフリー)端末であれば、このハードルはクリア。

 次に、SIMのサイズを確認。古い標準SIMサイズをはじめ、現在主流のマイクロSIMサイズ、iPhoneで採用されているナノSIMサイズから選べる。大きなSIMをカッターで切って小さくする人もいるが危険性が高いのでお勧めしない。利用する端末にあったSIMを選ぼう。次に、周波数や通信規格をチェック。どうせならLTEに対応している方が選択肢が広がる。SIMフリー端末の中には、ドコモの800MHz帯をサポートしてないことも多い。

 至れり尽くせりの大手キャリアサービスとは違って、自分でいろいろ調べる必要はあるが、使い始めてしまえばスマホの月額料金を大幅に節約できるのは魅力的だ。端末に少々お金がかかってもすぐに元が取れるはず。興味のある人は、今契約しているスマホの次の契約更新月を調べて、乗り換えの準備を進めておいてはいかがだろうか。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。


前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン