JAWS DAYS 2015で36支部に聞いた「私たちのクラウド活動」 第3回
第二弾は北陸、鹿児島、東京、上越妙高、CLI、千葉、熊本、長野、初心者
浴衣希望の上越妙高や実践派のCLI、初心者など多彩なJAWS支部
2015年03月24日 06時00分更新
3月22日に開催されたクラウドコミュニティ最大のお祭り「JAWS DAYS 2015」。今回は会場の一角をお借りして、JAWS-UGの36支部の方に取材を敢行した。昨日アップした第一弾に続き、第二弾は北陸、鹿児島、東京、上越妙高、CLI、千葉、熊本、長野、初心者を紹介する。
「気を取り直して勉強会を増やしたい」-JAWS-UG北陸
金沢駅近くのインキュベーション施設を拠点に活動するJAWS-UG北陸は、2011年1月に立ち上がった老舗のユーザーグループ。「昨年は勉強会2回しかやっておらず、やや停滞気味。地元もレンタルサーバーで済む案件が多く、クラウドへのモチベーションも首都圏から2~3年遅れている感じ」とJAWS-UG北陸の相羽大輔さん(ドリームガレージ 代表取締役)と危惧する。
2012年にJAWS-UG福井が設立され、まもなくJAWS-UG富山も立ち上がるため、これを機にJAWS-UG北陸も名前をJAWS-UG金沢に変更する予定だという。相羽さんは「今年は気を取り直して、勉強会を増やしたい。言語系のコミュニティと組んだり、アプリケーション系をやってバリバリインフラという人以外を取り込んでいきたい」と抱負を語る。
「まずはコアメンバー募集からスタートしたい」-JAWS-UG鹿児島
九州の中でも歴史のあるJAWS-UG鹿児島。ADSJエバンジェリスト(当時)の玉川憲さんがフランシスコ・ザビエルの像を見ながら、クラウドの普及を誓ったのがJAWS-UG第0回の勉強会。そして、その勉強会でAWSのファンになり、JAWS-UG鹿児島の運営に回ったのが鹿児島で新沼貴行さん(モンスターラボ)だ。普段は鹿児島駅近くのコワーキングスペースを借りているが、無償で提供してくれる企業を募集中とのこと。
ただし、去年はWordPress網元のハンズオンを実施したのみで活動はやや停滞中。「やってほしいという声は挙がっているのですが、実際の運営が僕だけなので、まずは定期開催をできるようにコアメンバーを集めたい」と新沼さんは語る。鹿児島の大手企業に常駐するエンジニアはかなりいるはずなので、こうした人たちには参加してくれれば状況も変わるのではという期待もある。「地方ならではの少人数できめ細かい勉強会を定期的にやっていきたい」という新沼さんの奮闘は続く。
「東京の名前にこだわらずニーズにあわせた勉強会を」-JAWS UG東京
ユーザーグループの分化が進みつつある東京の中で、もっとも古くから活動するJAWS-UG東京。最近はADSJの目黒オフィスのほか、秋葉原や大崎などで担当を決めてイベントを開催。スタートアップやエンタープライズなど担当がテーマを決めて、その時々のテーマでやっているという。JAWS-UG東京の横田聡さん(クラスメソッド代表取締役社長)は「すでにニーズが細分化され過ぎ、1つの勉強会ではカバーできなくなっている。JAWS-UG東京という名前にこだわらず、いろんなネタで、いろんな場所でやればいいんじゃないかと思っている」と語る。
「浴衣着ながらの温泉勉強会とかやりたい」-JAWS-UG上越妙高
2014年11月にスタートしたばかりのJAWS-UG上越妙高は、直江津、高田、上越妙高などをカバーする予定。金沢、さいたま、東京でのコミュニティ活動を経験した植木和樹さん(クラスメソッド AWSコンサルティング ソリューションアーキテクト)が、それまでJAWS-UG北陸の出張勉強会という形で進めてきた活動を支部として立ち上げる。「まだまだAWSが知られてないので、触ったことない人に触れてもらう」とのことで、初心者メインに勉強会を進める。
直近では5月に勉強会を開催する予定。植木さんは「とりあえずはコアメンバーのパソコン教室を借りる予定だが、できれば駅前の場所が使いたい。浴衣着ながらの温泉勉強会とかやりたいですね」と抱負を語る。
(次ページ、「ハンズオンの内容はシェルスクリプトに組み込めます」-JAWS-UG CLI)
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