240mmサイズラジエーターとの
性能差をチェックしてみた
最近はMicroATXやMini-ITX向けのPCケースでも、240mmサイズのラジエーターに対応。基本、サイズが大きくなると冷却液の放熱性は高まるので、その性能差は気になるところ。
試しにCorsair「H80i(CW-9060008-WW)」と基本スペックは同じで、ラジエーターのみ240mmサイズになる「H100i(CW-9060009-WW)」で冷却性能をテストしてみた。
計測条件などはまったく同じだが、CPU温度は意外な結果になっており、ストレステスト中の最高温度は、2度だが240mmラジエーターのほうが高い数値を出している。
テスト中の両モデルにファンの挙動などの違いはなかったので、H80iの厚型ラジエーターと240mmサイズの薄型ラジエーターの冷却性能はほぼ同じと言えるだろう。
今回テストした240mmラジエーターは1製品だけなので、何とも言えないが、H80iが採用している厚型ラジエーター&2基のファンによるラジエーターのサンドイッチは、なかなか優れた放熱効果があるようだ。
120mmと240mmのラジエーター比較 | |||
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アイドル時 | 高負荷時 | 最高温度 | |
H80i | 30 ℃ | 77 ℃ | 83 ℃ |
H100i | 30 ℃ | 77 ℃ | 85 ℃ |
次回は、5000円でおつりが出る格安モデルなど、標準的な厚さとなる120mmラジエーターを採用した製品4モデルのテストを行なっていこう。
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