このページの本文へ

初開催! 簡易水冷CPUクーラー王座決定戦 第1回

簡易水冷クーラー7製品の冷却性能を見極める!!【第1回】

2015年03月24日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

こちらもド鉄板の
CoolerMaster「Seidon 120X」

 2機目は空冷CPUクーラーでもおなじみCoolerMasterの120mmラジエーターモデル「Seidon 120X(RL-S12X-24PK-J1)」だ。ラジエーターの奥行きを38mmにすることで放熱面積をアップし、デュアルファンで強力に冷却する。

38mm厚の120mmラジエーターを採用したCoolerMaster「Seidon 120X(RL-S12X-24PK-J1)」

●対応ソケット:LGA1150/1155/1156/1366/2011/775、Socket AM2/AM2+/AM3/AM3+/FM1/FM2
●ラジエーター寸法:120(W)×38(D)×150(H)mm
●水枕寸法:70(直径)×27(H)mm
●ファン寸法:120(W)×25(D)×120(H)mm
●ファン回転数:600~2400rpm±10%
●風量:19.17~86.15CFM
●ノイズ:19~40dBA
●実売価格:1万円前後
●製品情報URL:http://apac.coolermaster.com/jp/product/Detail/cooling/seidon/seidon-120xl.html

 最大の特徴は、微細な加工を施したヒートシンクを備えるマイクロチャンネルを採用した水枕だろう。流路の狭いフィンに冷却液をスムーズに流す強力なポンプも搭載しており、CPUコア→CPUヘッド→冷却液へ効率よく熱を伝える。

銅製ヘッドにはマイクロチャンネルを採用。細かなフィンの間を冷却液が通ることで、CPUからの熱を効率よく冷却液に移動させられる

 さらにポンプの動作音は25dBAと静音性への気配りもバッチリ。この辺は、さすが老舗CPUクーラーメーカーといったところ。

 取り付け難易度もいたって普通のレベルで、手間取ることなく水枕をマザーボードに固定できる。チューブには硬めなFEP(波付硬質合成樹脂管)が採用されているが、直径は約9.6mmと細く、曲がり具合も悪くない。

 多くの簡易水冷クーラーと同じように、水枕との接続部が可動式になっているため、取り回しに苦労することは少ないだろう。

 ただ、チューブは約310mmと長めのため、キューブタイプの小型PCケースだと、ケース内のレイアウト次第では若干取り付け難易度がアップするかもしれない。

 小型&水冷PCを目指すなら、「Seidon 120X(RL-S12X-24PK-J1)」に対応している同社製人気キューブ型Mini-ITXケースの「Elite 130 Cube」と組み合わせるのが安心だろう。

水枕は直径70mm、高さ27mmとコンパクト。水枕側のチューブ根元は可動式になっている

CPUとの接触は当然だが、銅製ベースを採用している

フィン間隔が広めになっているラジエーター部

ファンの振動を抑え、ビビリ音を軽減するゴムシートが付属しているのはうれしい

 テスト中のCPU温度の推移は、Corsair「H80i」と同じ感じで、ストレステスト9分経過時は76度になっているが、最高温度は88度まで上昇。ラジエーターによる冷却液の放熱効率は、Corsair「H80i」に軍配が上がるようだ。

 ファンは2000rpm(CPU温度80度オーバー)を超えたあたりから、ブ~ンと耳障りな音を発する。高負荷時でも1500~2000rpmの範囲で回転するように、ファンコントロールすれば、静音よりに調節できそうだ。また、ポンプの動作音もスペックでうたっているとおり、静音性が高く、アイドル時でも、動作音が気になることはなかった。

アイドル時
  CPU温度 ファンノイズ ファン回転数
  30 ℃ 34.3 dBA 845 rpm
純正より +3 ℃ -0.8 dBA -805 rpm
高負荷時
  CPU温度 最高CPU温度 ファンノイズ ファン回転数
  76 ℃ 88 ℃ 42.6 dBA 523 rpm
純正より -17 ℃ -10 ℃ +4.1 dBA -579 rpm

CPU:OCCTテスト中の温度推移。10分間のストレステストと5分間の待機状態

→次のページヘ続く (Fractal Design「Kelvin T12」

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事
ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中