Microsoftから1月29日に「Outlook」のiOS版とAndroid版アプリをリリースした。今まで出なかったことが不思議なくらいの大型タイトルだが、満を持して登場しただけあり、高い完成度となっている。今回は、メール&スケジュール機能を搭載した個人情報管理(PIM)アプリの「Outlook」の使い方を紹介する。
GmailやYahooをはじめIMAPメールにも対応
Outlookはメール機能とスケジュール機能を両方搭載しているアプリだ。Microsoft Officeユーザーであれば、PCで利用している人も多いのではないだろうか。スマホ版の「Outlook」もメールとカレンダーを搭載し、アプリを切り替えることなく利用できる。メールアカウントはMicrosoft Exchange、Office 365、Outlook.com、iCloud、Gmail、Yahoo Mailに対応しており、IMAPメールも登録できる。POPメールは非対応だ。Gmailの場合は、ラベルも同期してくれる。カレンダー機能も使いやすく、何よりメールと連携できるのが強みだ。
アプリをインストールしたら、まずはメールアカウントを登録しよう。複数アカウントを登録して、まとめてチェックすることも可能だ。
Outlook for iOS | |||
---|---|---|---|
価格 | 無料 | 作者 | Microsoft Corporation |
バージョン | 1.0.7 | ファイル容量 | 22.1 MB |
カテゴリー | 仕事効率化 | 評価 | (3) |
対応デバイス | 全機種 | 対応OS | iOS 8.0以降 |
重要メールを抽出したりタスクを先送りできる
メールは基本機能はひと通り網羅したうえ、ユニークな機能も搭載している。メール画面を開くと気が付くのは、「Focused」と「その他」タブ。これは重要度が高そうなメールを「Focused」に表示し、優先度が低そうなメールは「その他」に表示する機能。Gmailではすでに採用されている機能だが、汎用的なメールアプリでも利用できるのがウリだ。
また、流行りのスケジュール機能も搭載している。メールを右にスライドさせるとスケジュールメニューが開き、任意のタイミングで再通知させることができる。スケジュールを設定するとそのメールは一旦見えなくなる。これはメールに即対処するスタイルで仕事をしている人向けの機能。片っ端からメールをさばきつつも、時間がかかりそうなタスクが届いた場合、スケジュール機能で先送りできるのだ。
Gmailのタグにも対応しており、そのまま利用できる。動作も軽快で、UIもこなれている。「クイックフィルター」では、未読やフラグ付き、添付ファイル付きのメールをワンタップで絞り込めるのも便利。メールの作成画面では、現在位置を挿入したり、カレンダー機能を利用してイベントの招待を行なうことができる。
(次ページでは、「クラウドストレージ内のファイルを添付できる」)
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