徹底化した「見える化」で障害や性能劣化をいち早くチェック
IT部門のサイロ化、仮想化・クラウドの普及で、ますます複雑で、煩雑になるITシステムの管理。これを解決する妙手となりそうなのが、システムを見える化し、迅速に問題解決できるソーラーウインズの運用管理ツールだ。
ソーラーウインズの運用管理ツールは、システムの可用性と性能を監視する「NPM(Network Performance Manager)」をコアに、フローやコンフィグ、デバイス、仮想化環境、サーバー、アプリケーション、ストレージなどさまざまなツールを必要に応じて組み合わせることができる。「全世界で30万社以上の顧客がいる。小売も、製造も、官公庁などさまざまな業種、業態もさまざまだ」(リッツオ氏)。
従来からもこうした運用管理ツールは提供されてきたが、高価で導入も大変だっだ。「多くのユーザーはIBMやCA、シスコなどエンタープライズ型のIT管理ツールを使っていた。これらは高価だし、費用のかかる導入支援サービスをかけて使っていた。日立や富士通のツールを使っている日本のユーザーも同じだろう」(リッツォ氏)。高価なツールを使っても、機能は完璧というわけではなく、ツールを習熟するのに時間がかかる。
これに対してソーラーウインズの運用管理ツールは、20~30万円から導入でき、導入や操作も簡単だという。「ソーラーウインズのツールは、ホストの代わりに台頭してきたPCと同じ存在だ。シンプルで、アプリケーションの追加も用意で、コストパフォーマンスも高い」とリッツオ氏はアピールする。
最新のNPM 11では、ネットワークのレスポンスタイムだけではなく、アプリケーションのレスポンスタイムを比較することも可能になった。また、ユーザーデバイスの行動などをチェックする機能で、iOSのアップデートなどでの圧迫された帯域の状態をきちんと把握できる。異なるレイヤーのデータを一騎通貫して、アプリケーションの性能をきちんと視覚的にチェックできるのが、ソーラーウインズのツールの大きな強みだ。
SIerとの協調型管理にもマッチ!障害の早期フィックスに
日本のような協調型のIT管理にもソーラーウインズはマッチする。「北米企業のITプロは自ら責任と権限で、ツールを試し、購入まで自身で行なうことが多い。たとえば、ネットワークが遅ければ、管理者は性能管理ツールで統計を取り、問題を解決する。一方で、日本は外部のシステムインテグレーター(SIer)と連携するのがメインで、協調性に重みが置かれている」(リッツォ氏)。こうした場合でも、ソーラーウインズ製品では、サーバーやストレージ、ネットワーク、データベースなど異なった管理者が1つのペインを共用して、問題解決に当たることが可能だ。
もはや運用管理ツールは「あればいいね」というものではなく、必須の存在になっているのがリッツオ氏の主張だ。システムに障害や性能劣化が起こった場合は、管理者は1秒でも速く問題を解決しなければならない。減点主義のエンジニアの場合、システムは動いていて当たり前。システムがダウンしたり、パフォーマンスが悪くなったら、減点主義で容赦なく評価を下げられる。そして、問題がフィックスしたら、原因や再発防止のための詳細なレポートを上司やクライアントに提出する必要がある。
これに対して、とにかく短期間で障害原因を発見し、問題をフィックスし、レポートできるのがソーラーウインズの強み。「ケガをして病院に駆け込んでも、医者が診断に1か月もかけていては、その間に患者は死んでしまう。すぐに診断してくれる医者が必要だ。ソーラーウインズの米国のビジネスモデルも同じ。多くの管理者は、すぐに問題をフィックスしないと死んでしまうから、ソーラーウインズのツールを導入している」とのこと。たかがツールだが、されどツール。ソーラーウインズの「見える化」ソリューションが、運用管理を大きく変えるのは間違いない。
(提供:ソーラーウィンズ)