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美しいデザイン、高い質感は価格以上

4790K&GTX 980で最速! 水冷で安定! 最強ゲーミングPC「HP ENVY Phoenix 810-480jp/CT」

2015年01月27日 11時00分更新

文● 高橋量

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ベンチマーク結果は、「最優秀」だらけに

 ここからは、「ENVY Phoenix 810-480jp/CT」のベンチマーク結果を紹介する。試用機のスペックをおさらいすると、下記の表のとおりだ。なおパーツ構成によってベンチマーク結果は大きく変わることがある点を、あらかじめご了承いただきたい。

試用機のスペック
CPUCore i7-4790K(4.0GHz)
メモリー16GB (8GB×2)
グラフィックスNVIDIA GeForce GTX 980(4GB)
ストレージ512GB SSD、1TB HDD(7200回転)×2
OSWindows 8.1 Update(64ビット)

 まずはWindows 8.1の快適さを計測する「Windowsシステム評価ツール(WinSAT.exe)」を試して見たところ、下記の表のような結果となった。すべてのスコアで8ポイントを上回る非常に優れた結果が出ている。それぞれ最大値は「9.9」であり、ベンチマークの限界に迫りつつあるほどの高スペックだ。

試用機の「Windowsシステム評価ツール」の結果
CpuScore(プロセッサー)8.4
MemoryScore(メモリー)8.4
GraphicsScore(グラフィックス)8.9
GamingScore(ゲーム用グラフィックス)8.9
DiskScore(プライマリハードディスク)8.15

試用機の「Windowsシステム評価ツール」の結果

 ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark」では、メインストレージとして利用する512GBのSSDでシーケンシャルリードが451.1MB/秒、データ保存用のHDDでは217.6MB/秒という結果が出ている。昨年3月にASCII.jpに掲載された前モデル「ENVY Phoenix 810-190jp 東京生産ゲーマーズモデル」のレビューでは、搭載する128GB SSDのシーケンシャルリードは426.6MB/秒であり、HDDは同じく183.9MB/秒。CPUやGPUのような大幅な進化は感じないストレージだが、やはり高速化が進んでいることが分かる。

512GB SSD(左)と1TB HDD(右)の「CrystalDiskMark」ベンチマーク結果

 CPUの処理能力を計測する「CINEBENCH」では、非常に高いスコアが出ている。ゲームはもちろん、画像や動画の編集などの負荷の高い作業でもストレスなくこなせるはずだ。

「CINEBENCH R11.5」と「CINEBENCH R15」のベンチマーク結果

 「PCMark 8バージョン2」では、日常的な作業の性能を計測する「Home conventional 3.0」で「4434」、ゲームやクリエイティブ系ソフトの快適さを表わす「Creative conventional 3.0」で「4865」という結果となった。それぞれ非常に高いスコアで、試用機の性能の高さを表わしている。またベンチマーク中のCPU温度が30度前後と低い点にも注目したい。水冷式CPUクーラーの効果の現われと言えるだろう。

「PCMark 8バージョン2」の「Home conventional 3.0」と「Creative conventional 3.0」ベンチマーク結果

(次ページ、「負荷の高い大作ゲームでも快適に遊べる!」に続く)

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