日本ヒューレット・パッカードから14型ノートPC「HP Stream 14」が発売された。洗練されたデザインのボディに、低消費電力かつ発熱の少ないAMDのA4 Micro-6400T APU(1.0GHz)を搭載しているのが大きな特徴だ。
カラバリはオーソドックスな「モダンシルバー」と、鮮やかなカラーリングが目を引く「ネオンパープル」の2種類がラインアップされている。今回は量販店モデルであるネオンパープルを試すことができたので、本体デザインの印象を含めて、製品の特徴や実力を紹介していこう。
直販モデルであるモダンシルバーも、ボディーカラー以外の構成はネオンパープルと同一だ。このモダンシルバーも後半で紹介しているため、ネオンパープルが派手すぎると感じる方は確認いただきたい。
AMD採用で3万円から買えるのに、ボディは高級感あふれる
「HP Stream 14」は、最小構成時で税別3万9800円という価格を実現した個人向けノートPCだ。14型ディスプレーを搭載しながら、厚さ17~20.5mm、重さ約1.6kgの薄型軽量ボディを実現している。天板やキーボード面などにアルミ素材を採用しており、価格を考えると本体の質感は非常に高い。
今回試したネオンパープルモデルは、ロゴや底面、ヒンジなどの色が鮮やかな紫色になっているのが特徴。アルミのシルバーとビビッドな紫の組み合わせが絶妙で、カジュアルな中にもエレガントさが漂う。個性的な配色なので使う場を選びそうだが、天板の側から見ると紫はアクセントとして入っている程度なので、決して悪目立ちはしない。
ディスプレーは14型のHD解像度(1366×768ドット)で、光沢パネルを採用している。ISP液晶ではないようで視野角はそれほど広くないが、色再現や階調表現はまずまず。通常の使用で不満を覚えることは、あまりないだろう。ディスプレー上部にはカメラが内蔵されており、ビデオ通話などに使用できる。
キーボードは、キーとキーの間が離れたアイソレーションタイプ。キーピッチ、キーストロークともに十分あり、文章入力も快適に行なえる。キーボード上部にはスピーカーが4基搭載されているが、高級ヘッドホンで知られるBeatsの「BeatsAudio」テクノロジーを採用していることもあって、ノートPCの内蔵スピーカーとは思えないパワフルなサウンドが楽しめる。
入出力端子は、USB 3.0端子、USB 2.0端子×2、HDMI端子、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート、microSDカードスロットといったシンプルな構成になっている。このほか、IEEE 802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0を装備する。
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