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スマホで始める「音楽アプリ部」 第66回

レイヤーごとに違う音も出せるので、作りこみも可能

ボタンを押せばループ完成! ヤマハ製シーケンサーアプリが超簡単

2015年01月17日 12時00分更新

文● 藤村亮

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エフェクトは7種類で、重ね掛けもOK

 画面右上の「EFFECT」とタップすると4分割されたパッドが表示。このパッドの操作でループ全体にエフェクトをリアルタイムに掛けられます。

画面のほぼ全体を使える大きなパッド。反応性もよく、広いレンジでエフェクトを使えます

 エフェクターはFILTER、DECIMATOR、DELAY、FLANGER、NOISE、LOOPER、ISOLATORの全7種類を2系統で使用可能。「MOTION」でエフェクトのかかるスピードを設定し、パッド上でエフェクトのかかる深さを操作する、といった感じです。

 基本的には片方ずつを選択して使いますが、両方のエフェクトを同時押しすればエフェクトの重ね掛けも可能です。なので、FILTERとNOISEを同時掛けして有機的なノイズを演出してみたり、LOOPERとDELAYを同時掛けしてトリッキーなリズムループを作ることもできます。

ファンクションボタンを使えば演奏中も素早く設定が変えられる

 メイン画面の下部には左側にL1~5、右側にR1~5のファンクションボタンが十字に配置されています。このボタンはTNR-eで打ち込みを行なう際によく使われる機能があらかじめ設定されているショートカットのようなもの。それぞれのボタンを長押ししながら16×16のマトリクスボタンを操作することで様々なコントロールができます。

よく使う機能をすぐに呼び出せるのが便利なうえに、簡単なヘルプも表示されるので操作に悩むことはありません

 それぞれのキーは以下のように設定されています。なお、ユーザー側で任意に設定を変えることはできません。

ファンクションボタンの設定
キー アクション 効果
L1 音色 全256音色が16×16の各ボタンに設定されています
L2 ゲートタイム 音が発音されてから消えるまでの長さの設定
L3 オクターブ 上下5オクターブの範囲で設定が可能
L4 ループポイント 1~16までのポイントでループの始点と終点を変更可能
L5 ループスピード 16分音符を基準に4分、8分、16分、32分でループの速度を変更
R1 レイヤーの切り替え
R2 BPM BPM40~240の幅でループのテンポを変更
R3 トランスポーズ 8から-7の範囲でループの調整を変更
R4 各レイヤーの音量 1~16の各レイヤーの音量を0~127の範囲で変更
R5 ブロック(1~6の各レイヤーをひとくくりにしたもの)の切り替え 最大16個まで作成し、切り替え可能

(次ページでは、「絵を描くようにループを作っても面白い」

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