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軽くて装着感が快適なのは正義

普段使いに最適! 低音もリッチなボーズのインイヤーイヤフォン

2015年01月10日 12時00分更新

文● 四本淑三、写真●篠原孝志(パシャ)

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装着していることを意識せずに使えるのが美点

 さて、結論です。発売以降、3ヵ月間じっくり付き合ってみましたが、日常的な利用に向いているイヤフォンだと思いました。装着快適性は先代と変わらず、音質もその良さが引き継がれています。

 やはり軽くて快適なのは正義です。長時間使っても装着していることを意識せずに済みます。個人的な用途で言えば、取材の録音をテキストに起こす作業にはもって来い。Bluetoothと違ってレイテンシがないので、サクッと動画を観たいときに取り出すイヤフォンもこれでした。大抵の用途に躊躇なく使えるのが良いところでしょう。

 遮音性のなさは仕方ありません。その代わり、低域がリッチなので、BGM程度に鳴っていればいいかと割り切れれば、電車の中でも十分に用は足ります。ただし、音漏れはするので、音量には気を付けて下さい。

ケーブルはY字で左右に分岐。スマートフォン対応モデルとApple製品対応モデルには、右ケーブルに3ボタン式マイク内蔵リモコンが付きます(写真はApple製品対応モデル)。本体重量は18g、ケーブル長は114cmと発表されています

 ただ、価格が下がったとはいえ、抜税価格1万円から始まる製品です。決して安いとはいえません。ですが、インイヤー型でここまで音のいい製品は、それほど多くない。それを考えると、この価格も納得できてしまいます。最近のボーズは、こういったマーケット事情を勘案した設定がうまいです。



著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)

 1963年生れ。フリーライター。武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ

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