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ノイキャンを使用しなくても「使える音」に

高音質で195gの軽さ、ノイキャンヘッドフォンで高い完成度の「QuietComfort 25」

2014年12月06日 12時00分更新

文● 四本淑三、写真●篠原孝志(パシャ)

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ボーズ製ヘッドフォンの顔として5年ぶりの新型

 ボーズのヘッドフォンの主力製品が9月末に新型へ切り替わりましたが、その中でも最も注目されているのが「Bose QuietComfort 25(QC25)」でしょう。

 QC25はイヤーパッドが耳の周囲を覆うアラウンドイヤー型で、初代QuietComfort(2000年)、QuietComfort 2(2003年)、QuietComfort 3(2006年)、QuietComfort 15(2009年)、QuietComfort 20(2013年)と続く、QuietComfortシリーズのメインストリームとなる製品です。

 ボーズはこの製品ジャンルのフロンティアで、かつ後続他社の製品に対しても性能面で常に先頭に立ってきました。ゆえに、そのメインストリームの最新機種となれば、その性能やコンセプトの持って行き方が気になるところです。

ほかのヘッドフォンとノイズキャンセリング式の違いは
遮音性と快適性の確保

 ところでノイズキャンセリングヘッドフォンの良さとはなんでしょうか。そのメリットは、騒音をカットして音楽に集中できることです。でも、それだけならほかのタイプのヘッドフォンでも代替が効きます。

 たとえば耳栓型のカナル型イヤホンや、クランプ圧で遮音を稼ぐオーバーヘッドバンド型のヘッドフォンもあります。いずれも耳と接する部分(イヤーパッド/イヤーチップ)の圧着度が高くなるので、それによる違和感や痛みをともなうことがあります。つまり遮音性と快適性は、相反する要素なわけです。

 それを解決したのがノイズキャンセリングヘッドフォンで、電気的な処理で騒音を相殺するため、低いクランプ圧で高い遮音性を実現できるわけです。

 長時間快適に使えるので、飛行機や新幹線での移動中だけでなく、オフィス内で集中するために使っている方も見かけます。カナル型と違い中音域は透過するよう設計されているので、低い音量で再生している限り、人から話しかけられて聞こえないということもありません。

 ただしデメリットもあります。ノイズキャンセリングヘッドフォンは、周囲の騒音を打ち消すため、ヘッドフォン外部の音をマイクで拾い、逆位相にしてヘッドフォン内へ流します。それにより余計なノイズが乗り、どうしても音質が変わってしまうわけです。

 そして電池がなければ働きません。また電池と電子回路を抱え込むにより、一般のヘッドフォンより重量は増えます。当然ながら電池の駆動時間も気になってきます。

 快適だけど音が悪い。便利だけど電池がいるし重い。そうした問題をどう克服するかが、メーカーの腕の見せどころなわけです。

(次ページでは、「QC25のデザインをチェック」)

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