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マンガでわかる! 必ず得する「確定申告」 第1回

医療費控除、サラリーマンも知らなきゃ損の驚愕事実!!

確定申告、医療費としてコンタクト代やマッサージ代は戻ってくる?

2014年12月24日 11時00分更新

文● 画●あべかよこ

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実際は多くない控除額だが総所得が少ないと……

宮原 ところで、医療費控除の申請をするとものすごくお金が返ってくると思っている方が、意外と多いんですよね。

あべ え? けっこう返ってきますよね? 医療費が40万円だったら10万円引いて30万円戻るでしょ?

宮原 それぜんぜん違います!(汗) 「控除」っていう言葉に惑わされがちなんですが、実際は、たとえば医療費が11万円だった場合、1万円が控除の対象。で、実際に減る税額は1万円☓税率。税率10%の人は1000円ってことなんです。

あべ 1000円〜!! それだけ!?

宮原 税務署でやっている確定申告相談会にいく交通費とトントンだっということになったりもしますね(苦笑)。

家族全員の医療費をまとめるのが得!

あべ 私は母と同居しているんですが、母の医療費もまとめて計上していいんですか?

宮原 「生計一親族」であれば、まとめて構いません。それぞれ個人で計算すると、各人に10万円以上という条件が付きますが、生計を一にしている家族であれば、医療費をすべてまとめて最も収入の多い人が控除申請するとよいでしょう。もちろん、その人が家族の分を支払ったという前提ですよ。

あべ 健康保険がそれぞれ別でも?

宮原 健康保険は関係ありません。「生計を一にしているかどうか」がポイントなのです。

あべ そっか、医療費控除って、医療費の合計が10万円以上の人が対象ですもんね。ひとりでは10万円にいかなくても、家族合わせれば超えるというケースは多そう。

宮原 あ、ここにも見落としがちなポイントが。正確には、総所得(※)が200万を超えている人は10万円越えたところから医療費控除、それ以下の所得の方だと、「総所得☓5%」を超えたぶんが控除の対象になるんです。

※総所得とは……個人事業主の場合は、収入から経費を引いた額。給与所得者の場合は、給与所得控除などを引いた額。

あべ えっ、そうなんですか!? 知らなかった……。全員一律で10万円が境界なんだと思ってました。

宮原 「一般的に」という言い方だと、サラリーマンが基準となるので200万円以上の所得があるという前提での説明になることが多いですからね。だから、たとえば、所得100万の人は、5万円を越えたら医療費控除の対象になるんです。

あべ これ、今年からフリーランスになった人なんかは、覚えておいた方がいいですね!


 なるほど、病院にかかったからといって、すべて医療費にできるわけではないんですね。

 予防は☓、治療は○という判断の目安は、わかりやすいなと思いました。

 また、「生計を一緒にしている家族は、みんなの医療費を合わせて一人が控除申請をする」ということも知りませんでした。今年度からはそうしよう。まあでも、病気なんかしないで、みんな元気でいるのが一番なんだけどね。

 さて、次回のテーマは「専従者控除」について。家族の仕事を手伝った時の支払いってどう扱われるの? ええっ、そ、そうだったの!? ……お楽しみに!



あべかよこ

 マンガ家。難しい内容を簡潔にわかりやすく、解説するマンガが得意。資格試験用の解説マンガ、技術やサービスなどの取材マンガ、広告・PR用マンガなどのお仕事多数。著書「マンガ はじめて家を建てました!」ダイヤモンド社ほか。

http://www.abech.sakura.ne.jp/


宮原裕一(税理士) 

 1972年生まれ。税理士。弥生認定インストラクター。弥生会計を10年以上使いたおし、経理業務を効率化して経営に役立てるノウハウを確立。自身が運営する情報サイト「弥生マイスター」(http://www.yayoi-meister.com/)は全国の弥生ユーザーから好評を博している。

http://www.ymtax.jp/


(提供:弥生)


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