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新発表が続々!「AWS re:Invent 2014」レポート第1回

“商用グレードのRDBを、オープンソース並のコストで提供”をテーマに開発

“MySQLの5倍速い”AWSが新DBサービス「Amazon Aurora」発表

2014年11月13日 06時50分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 米Amazon Web Services(AWS)は米国時間11月12日、ラスベガスで開催中の「re:Invent 2014」において、リレーショナルデータベース(RDB)サービス「Amazon RDS」の新たなエンジンとなる「Amazon Aurora」を発表した。商用RDBに匹敵するスピードと可用性を「10分の1のコストで実現する」と述べている。

発表されたAmazon Auroraの特徴

 Amazon Auroraは、Amazon RDS向けに開発されたMySQL互換データベースエンジン(技術)。「Amazon RDS for Aurora」サービスとしてフルマネージドで提供され、Amazon RDS for MySQLを利用している場合は、数クリックで簡単にマイグレーションができる。

Aurora DBインスタンスの選択画面(画像はAWSブログより)

 Amazon AuroraはMySQL比で5倍のパフォーマンスを実現するほか、99.999999999%のデータ堅牢性、99.99%以上のシステム可用性や障害時の自動復旧をする設計となっている。

INSERTは600万回/分、SELECTは3000万回/分の処理が可能、またデータベースサイズは10GB~64TBまで無停止で拡張できる(オートスケール)

 AWSでは、3年前からAuroraの開発に取り組んできたという。re:Inventの基調講演で登壇したAurora担当GMのアヌラグ・グプタ(Anurag Gupta)氏は、MySQLも含め既存のRDBソフトウェアは40年前の誕生当時から変化のないモノリシックなアーキテクチャだが、AWSのクラウドインフラを前提にした場合、もっと良い方法があるのではないかと考え、開発がスタートしたと説明した。

AWS Amazon Aurora担当GMのアヌラグ・グプタ(Anurag Gupta)氏

 Auroraでは、SSDベースの仮想ストレージレイヤーを備えるアーキテクチャを採用し、複数Availability Zone(AZ)への分散書き込みなどの技術で高速性を実現している。またAZ間のレプリケーションと「Amazon S3」へのバックアップにより、一般的なSANストレージよりも高いデータ堅牢性を実現する。

データは3つのAZに分散書き込みされる

 Amazon Auroraは本日からプレビュー版の提供を開始している。Auroraを稼働するインスタンスのサイズに応じて、時間当たりの料金設定となっている。

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