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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第179回

ぐっとお手軽になったiCloud Driveを活用するワザ

2014年11月05日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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対応アプリが続々登場!
既存アプリの対応も進んでいる

 「iCloud Drive」に対応するアプリが続々と登場し、既存アプリの対応も進んでいる。旧iCloudにのみ対応しているアプリは誤動作するケースもあるが、徐々に「iCloud Drive」の環境は整いつつある。無料アプリもたくさんあり、例えば「Cloud Opener」はiCloud内のファイルやフォルダーを一覧できる。ファイルを選択し、アプリで開いたり、メールに添付したり、iCloudの機能で共有したりできる。筆者的には、「GoodReader」が対応してくれたのがうれしい。「iCloud Drive」内のファイルを直接編集でき、共有する手間が省ける。

Cloud Opener App
価格無料 作者Jacks-apps
バージョン1.0.1 ファイル容量697 KB
カテゴリーユーティリティ 評価(無し)
対応デバイス全機種 対応OSiOS 8.0以降
GoodReader App
価格500円 作者Good.iWare Ltd.
バージョン4.6.0 ファイル容量39.7 MB
カテゴリー仕事効率化 評価(4.5)
対応デバイス全機種 対応OSiOS 6.0以降

「GoodReader」も「iCloud Drive」に対応している。「iCloud」フォルダーとして登録されている

ファイルのアップロード・ダウンロードが可能だ

「Cloud Opener」はカッコいいシンプルUIで「iCloud Drive」内のファイルやフォルダーを閲覧できる

ファイルを選ぶと、開くアプリや機能を選択できる

MacはYosemiteにアップグレードしてから

 もちろんMacでも「iCloud Drive」をネイティブに利用することができる。ただし、OSをYosemiteにアップグレードする必要がある。とはいえ、無料でアップグレードできるし、6~7年前のモデルまでサポートしているのはうれしいところ。この点は、Windowsに対するMacの大きなアドバンテージだろう。Yosemiteにアップグレードしてしまえば、特に操作は不要。Apple IDに紐づけられた「iCloud Drive」を利用できるようになる。

まずはYosemiteにアップデートする

Yosemiteでは、ファインダーに「iCloud Drive」が登録されており、自由にアクセスできる

 「iCloud Drive」は同期型のクラウドサービスとしては後発だが、iOSとシームレスに動作するので使いやすい。「iCloud Drive」に写真をアップロードすると、端末のストレージ容量がその分節約できるのもメリットだ。気になる価格も、1TBの容量だとDropboxの方が安いが、20GB/200GBといった手ごろな容量では「iCloud Drive」の方が低コストで済む。iCloudバックアップやそれほど写真をアップロードしない人なら、もちろん無料プランのままでもOKだ。

 もし、iOS 8を使っているなら、「iCloud Drive」にアップグレードして問題ないだろう。写真アップロード機能がベータ版と書いてある通り、まだまだ出たばかりの機能。今後もどんどん改良されていくはずだ。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。


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