9月18日にiOS 8がリリースされた。対応端末はiPhone 4S以降、iPad 2以降、iPod touch 5thとなり、iPhone 4はアップデートできない。公開直後はサーバーが混雑していたが、今ではスムーズにアップデートできる。今回は、iOS 8の新機能を使い倒す技を紹介しよう。加えて、容量不足でアップデートできない、アプリ履歴の連絡先が邪魔、カメラロールがない、などの気になるポイントも解説する。
不具合を解消したiOS 8.0.2が公開された
iOS 8がリリースされた数日後、いくつかのバグを修正したiOS 8.0.1が公開された。しかし、iOS 8.0.1をインストールすると、さまざまな不具合が発生するということで配信が中止。翌日にはiOS 8.0.2が公開されることになった。ネットではiOS 8.0.2でもバグが残っているという報告もあるが、筆者の所有している複数の端末では、正常に動作している。
アップデートは、iPhoneの設定画面から「一般」→「ソフトウェアアップデート」から行なえる。ただし、空き容量が5GB近く必要なので、ストレージを使いきっている人は一手間かかる。簡単に削除できるアプリやデータがないなら、PCのiTunesに接続してアップデートしよう。どちらにしても、OSをアップデートする前にはバックアップを取っておくべきなので、それほど負担には感じないだろう。
セルフタイマーやタイムラプスなどカメラ機能が強化
iOS 8で一番大きな進化を遂げたのが、カメラ機能だ。1つずつ改善ポイントをチェックしてみよう。まずは露出調整機能。従来は、ピントを合わせたところの明るさに合わせて露出が決められていた。しかし、明暗がある場所で撮影する場合、望む明るさにならないことがあった。逆に、適切な明るさにしようとすると、意図しない場所にピントを合わせなければならない。iOS 8では、ピントを合わせた後に、指を上下に動かすことで露出を調整できるようになったのだ。これは非常に便利。レストランやバーなど暗い場所や屋外での逆光時に撮影する際に役立つだろう。
セルフタイマーも搭載した。3秒もしくは10秒に設定でき、画面にカウントダウンが表示される。0になるとシャッターが切られる。フラッシュが不要な撮影ではバースト連写が行なわれ、10枚のうちからベストショットをiPhoneが選んでくれる。セルフタイマーはそもそも手間がかかる撮影なので、被写体が目をつぶってしまい、再撮影といったミスが減らせる。ちなみに、セルフタイマーはシャッターを切るときに画面にタッチしなくてもいいので、手ぶれを抑えるのにも利用できる。
iOS 7ではスローモーション撮影ができるようになっていたが、iOS 8では「タイムラプス」撮影も可能になった。これは、一定間隔で撮影し、その写真をつなげることで、長い時間の映像を短時間で再生できるようにする機能。インターバル撮影とも呼ばれている。青空をうごく雲や夜の街を走る車などを撮影すると面白い。
(次ページでは、「「カメラロール」がなくなった?」)
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