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多機能化による高負荷でも“とまらないインフラ”を実現

長野中央病院、Cisco UCSとNexusで電子カルテシステム刷新

2014年04月09日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 4月8日、シスコシステムズは、長野中央病院の電子カルテシステムの運用基盤に、ハイパフォーマンスサーバー「Cisco Unified Computing System(Cisco UCS)」とデータセンタースイッチ「Cisco Nexus シリーズ」が採用されたことを発表した。

 長野市の長野中央病院は、高度な専門性を持つ医療機関であると同時に、“かかりつけ医”としての機能も併せ持つ地域医療の拠点として活動を行なうことを理念としている。よりよい医療を提供するための施策として、建屋や施設の増強や院内ネットワーク、ITインフラの充実なども積極的に行なっている。

 2013年、同院は増改築工事に伴ない、より安全な医療の提供と院内の業務効率を高めるべく、電子カルテシステムを刷新。これまで物理サーバー上で運用していた電子カルテシステムを仮想環境に移行する。この仮想化環境に最適化された性能と技術を取り入れたCisco UCSを採用することで、高性能かつ高い仮想サーバー集約率と省スペース化を実現した。

 また、ネットワークにはCisco UCSとの親和性を考慮し、Cisco Nexusを導入。サーバーとストレージ間の接続をFCoEの10Gbpsに集約することで、高性能な通信とシンプルなケーブリングを実現。また、仮想化環境のネットワーク最適化された「A-FEX」を利用することにより、仮想マシンのサーバー間移動がハイパーバイザーと連動。ユーザーに意識させないほどの高速移動を実現したという。

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