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最新パーツ性能チェック 第166回

5820Kも魅力的! Haswell-Eの買いどころをチェック

2014年09月13日 15時00分更新

文● 藤田 忠

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CPU性能を定番ベンチマークで確認

 まずは定番ベンチマークの「CHINEBENCH R15」と「PCMark 8」、動画エンコードアプリの「TMPGEnc Video Mastering Works 5」を使用してCPU性能をチェックしていこう。

CINEBENCH R11.5 (単位:cb) better→

 CHINEBENCH R15はシングルとマルチで計測したが、「Core i7-5960X」はさすが16スレッドといえるスコアーで頭ひとつ抜きん出ている。ただ、CPUコアの性能が顕著に出るシングルコアは、Ivy Bridge-Eから若干向上しているが、「Core i7-4790K」には大きく負ける悲しい結果に……。注目は「Core i7-5820K」!! 期待通り、Ive Bridge-E勢を余裕で追い抜いたスコアー1000オーバーを叩き出している。

 続いては実使用環境のPC性能を計測する「PC Mark 8」だ。テストは家庭での一般的な使用シーンを想定した「Home」、動画や写真などの加工がメインの「Creative」、オフィスでの事務作業を想定した「Work」の3種類で計測している。

 また、「Home」は各テストの詳細な結果もまとめた。“s”と“ms”が付くものは数値が小さいほど優秀ということで、“fps”が付くものは大きいほうが優秀になる。

PCMark (単位:score) better→

PCMark 8 HOME スコアー詳細
  Core i7-5960X Core i7-5820K Core i7-4960X Core i7-4930K Core i7-4790K
Web Browshing Jungle Pin 0.315 s 0.315 s 0.310 s 0.315 s 0.313 s
Web Browshing Amazonia 0.133 s 0.134 s 0.133 s 0.133 s 0.134 s
Writing 4.75 s 3.80 s 3.95 s 4.10 s 3.20 s
Photo Editing 0.343 s 0.336 s 0.334 s 0.335 s 0.334 s
Video Chat/Video playback 1 30.0 fps 30.0 fps 30.0 fps 30.0 fps 30.0 fps
Video Chat/Video encoding 36.0 ms 42.0 ms 41.0 ms 43.0 ms 45.0 ms
Casual gaming 103.0 fps 102.7 fps 97.2 fps 96.6 fps 133.5 fps

 各テストとも4コア/8スレッドの「Core i7-4790K」を下回る残念な結果に。「Home」の詳細スコアーを見てみると、Haswell-E、Ivy Bridge-Eともに、マルチスレッドが効くエンコード(Video Chat/Video encoding)は勝るものの、写真や図版の入ったテキストを作成する「Writing」やDirectX 9世代の負荷の低い3Dテストの「Casual Gaming」では、スレッド数よりも動作クロックが影響するのか、ほかのテストよりもスコアーに差が出ている。

 とくに定格クロックが3GHzの「Core i7-5960X」は、「Writing」で最も処理に時間がかかるスコアーになっている。日常用途でHaswell-Eが「Core i7-4790K」に勝るシーンはかなり少なそうだ。

 CPU性能チェックの最後は動画エンコードだ。「TMPGEnc Video Mastering Works 5」を使用して、1440×1080ドットのTSファイル(約17分30秒)をiPhone向けとなる720×480ドットのmp4ファイルにエンコードした際の時間を計測している。

TMPGEncエンコード時間 (単位:秒) ←better

 さすがにスレッド数が効く、動画エンコードだけあってHaswell-E勢が優秀な結果を出している。「Core i7-5820K」もなかなか優秀で、同じ6コア/12スレッドとなるIvy Bridge-E勢を30秒前後引き離している。1コアあたりの性能が非常に高い「Core i7-4790K」には辛勝といった感じだが、頻繁にエンコード作業を行なうユーザーは、5820Kで組むのを考えても良さそうだ。

→次のページヘ続く (ゲーム性能、消費電力、温度は?

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