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深厚のWindows使いこなしテクニック 第5回

Windows 8.1でウィンドウ枠の太さを変えたり透明にしたりする

2014年09月02日 12時00分更新

文● タトラエディット

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高解像度ディスプレーだから
ウィンドウ枠を太くしたい!

 Windows 8や8.1はフラットなデザインを採用しているためか、従来のバージョンにくらべてウィンドウ枠が太く見えることがある。

 通常の方法では、ウィンドウの枠のサイズを変えることができないが、レジストリを変更することで、柔軟に変更することができる。

「スタート」ボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」をクリック。「regedit」と入力して「OK」をクリック

「スタート」ボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」をクリック。「regedit」と入力して「OK」をクリック

「HKEY_CURRENT_USER/Control Panel/Desktop/WindowMetrics/PaddedBorderWidth」を開く

「HKEY_CURRENT_USER/Control Panel/Desktop/WindowMetrics/PaddedBorderWidth」を開く

「値のデータ」がデフォルトの状態で「-60」と入力されている。太くするには「-300」と入力し「OK」をクリック。その後PCを再起動する

「値のデータ」がデフォルトの状態で「-60」と入力されている。太くするには「-300」と入力し「OK」をクリック。その後PCを再起動する

再起動後、デスクトップ画面を開くと枠の太さが変わっていることを確認できる

再起動後、デスクトップ画面を開くと枠の太さが変わっていることを確認できる

ちなみに、レジストリの値を「0」にすると最も細い状態になる

ちなみに、レジストリの値を「0」にすると最も細い状態になる

 具体的には、レジストリの「PaddedBorderWidth」値を変更する。初期状態では「-60」という値が指定されているが、これより小さくすると細く、逆に大きくすると太くなっていく。

 高解像度ディスプレーを利用しているときに太く表示させたり、逆に細く表示してシンプルに見せたりといったことが可能だ。

Windows 7のようにウィンドウ枠を透明にする

 Windows Vista/7では、ウィンドウ枠を透明で描画するAero Glassでの表示がサポートされていたが、Windows 8以降はなくなっていた。

 しかしながら、Aero Glass機能の元となるWindows Aero自体はサポートされているため、設定さえオンにできれば、Windows 8/8.1でも透明なウィンドウ枠を再現できる。

「Aero8Tuner」というフリーソフトをダウンロードする。「Parameters」の項目を「Force High Contrast Mode」にチェックを入れると、枠が透明になる

「Aero8Tuner」というフリーソフトをダウンロードする。「Parameters」の項目を「Force High Contrast Mode」にチェックを入れると、枠が透明になる

 この設定をオンにするのは、フリーソフトの「Aero8Tuner」(http://winaero.com/download.php?view.30)を使うのが手っ取り早い。アプリをダウンロード後、[Force High Contrast Mode]をオンにすることで、Windows 7のような透明ウィンドウを見ることができる。

 この表示には、ビデオカードがDirect X9以降および「Windows Display Driver Model(WDDM)」ドライバーに対応している必要がある。インテルHDグラフィックス搭載マシンなど、近年のPCであれば問題ない。

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