訳ありセールもアツかった

Oculusに熱狂する小学生! 飯山で夏恒例のパソコン組み立て教室

文●西牧裕太/ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

おトクで思い出も作れる親子パソコン組み立て教室

 親子パソコン組み立て教室は例年5月末くらいにマウスコンピューターのウェブサイトでアナウンスされる。そのあと期間内(今年は6月2日~17日だった)に応募し、抽選で参加者が決まる形だ。

 参加の対象は小学6年生と保護者。参加費用は組み立てるパソコンの代金となるが、うれしいことに通常の販売価格の30%オフとなっている。親子の思い出と合わせればまさにプライスレス! と言いたくなるようなイベントだ。当日は午前の部、午後の部にわかれ、各回20組ずつが参加する。

 会場となる飯山工場は、その名の通り長野県飯山市にある。同社の生産拠点であり、毎月6000~7000台ほどのパソコンを出荷している。電車だと東京から新幹線と飯山線を乗り継いでおよそ3時間。

 余談だが、2015年3月には北陸新幹線(長野新幹線)が金沢まで開業予定となっている。飯山工場の最寄り駅である飯山駅も含まれており、東京から2時間弱くらいで着けるそうだ。なので、親子パソコン組み立て教室、訳ありセールに飯山線で行くのはおそらく今年が最後。来年はこれに乗ることはないだろうなあと思いながらウトウトしていたら、飯山駅を乗り過ごしていた。

飯山線。この後知らない駅に降り立ち、慌てふためいたが無事工場に辿りついた

ほぼ完成しているという北陸新幹線

 組み立て教室の流れは、「開校のあいさつ」「パソコン工場大公開!」「組み立てるパーツを集めよう!」「パソコンを組み立てよう!」となっており、大体3時間ほどで終了する。

 開校のあいさつでは、同社代表取締役社長の小松永門氏が登場。「携帯電話やタブレットを今後より快適に使っていただくには、パソコンが使えるというのがすごく大事だと思います。なぜならタブレットなどで観る動画や写真の編集はパソコンじゃないとできないからです。その中で少しでも多くの人にパソコンを知っていただいて、ファンになっていただきたい。そんな思いを持って教室を開催しています」と話した。

 また取材していた午前の部では、飯山市長の足立正則氏も駆け付けた。「飯山市は大変自然豊かなところです。また来年の北陸新幹線開業やマウスコンピューターさんの工場があったりと、ハイテクな面もあり、まさに理想的な環境になっています」と飯山市について説明。また教室については「親子でパソコンを組み立てられることについて、大変うらやましいなという思いです。ご自身でパーツを選び、組み立てるという企画も大変素晴らしいと思います」と述べた。

「自分のパソコンを自分で考えて作ることができるのは、BTO組み立てをしているからできること」と話す小松氏

足立氏は自身のパソコンをマウスコンピューターのウェブサイトで注文しているという

(次ページでは、「パソコンパーツをピッキングするのがとても簡単なワケ」)