このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

α7 / α7Rとセットでほしい、高性能ツァイス「Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA」

2014年07月14日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax)、モデル:姫乃たま(@Himeeeno

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

高性能ツァイス広角単焦点レンズ
「Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Z」

 「Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Z」は、ネーミングルールからもわかるように、カールツァイスブランドのレンズになる。現状、Eマウントで35mmフルサイズセンサー対応のレンズは5種類と少なく、キットレンズである「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS SEL2870」以外で、まず気になるのは「Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Z」だろう。

 特徴としては、高い解像力とコントラストにあり、カールツァイスらしい再現性を得られるため、極端にいえばPモードでテキトーに撮影してもさまになる絵になりやすい。

 ただレンズ側での手ぶれ補正に非対応なため、夜間の場合はISO高めの撮影になりがちという点だけ意識しておく必要がある。その点以外は、写真・カメラの熟知度に関係なく楽しめるだろう。

 人によっては最短焦点距離35cmが気になるかもしれないが、Eマウントのフルサイズ系レンズは、総じて万能タイプではなく、何かしらクセを持っている。そこも踏まえてどうしたらいいかと考える楽しみも教えてくれるのが、本レンズの魅力ともいえるだろう。

 さて、Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Zは、レンズ系の中央部を移動させて距離合わせを行なうインターナルフォーカシング方式を採用しており、フォーカスシングに関係なく、全長36.5mmになる。

 またα7シリーズに習って防塵防滴仕様でありがら、重量は約120gと軽い。そのためカバンにひょいと入れて持ち運びやすく、気に入る方は多いだろう。フード形状にはキャップタイプを採用し、レンズカバーを外すとフードを付け直す必要がなく、撮影に入りやすい点もポイントだ。

 ともあれ、お散歩カメラとしては仕上がりがとてもいいため、ブラブラと撮影することが多い方にはピッタリだ。実際に散歩しながら撮影した写真で性能をチェックしていこう。

ソニーストア

F2.8のテスト。背景が遠い場合は細かい丸ボケになる。また数mの先の被写体を撮影する場合、F2.8で十分な深度になるので、慣れるまではF2.8固定でもいい。1/1000、F2.8(サムネイル画像をクリックすると、6000×4000ドットの画像が表示されます)

収差はF4付近から目立たなくなる傾向。ちょっと気になるときは絞ってみるといい。1/3200、F4(サムネイル画像をクリックすると、6000×4000ドットの画像が表示されます)

F2.8のボケ味は写真の通りで、特に扱いにくい類いではない(サムネイル画像をクリックすると、6000×4000ドットの画像が表示されます)

そのため、街中で見かける連続した物体を撮影するときも、F2.8でいいやと気楽に撮影できる(サムネイル画像をクリックすると、6000×4000ドットの画像が表示されます)

ソニーストア

ソニーストア

ソニーストア

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中